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2005 年度 実績報告書

他殖性ならびに自殖性植物集団における適応性関連遺伝子の挙動解析

研究課題

研究課題/領域番号 16380003
研究機関筑波大学

研究代表者

大澤 良  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (80211788)

研究分担者 岩田 洋佳  産業・生物系特定産業技術研究機構, 中央農業総合研究センター・農業情報研究部・グリッドコンピューティングチーム, 室員(研究職) (00355489)
キーワード生態型 / Fagopyrum esculentum / 遺伝構造 / DNAマーカー / 農業形質 / cDNA
研究概要

本研究の目的は、「他殖性植物集団」と「適応性関連遺伝子の挙動」をキーワードとして完全他殖性であり、諸形質および生態型の分化が把握されている普通ソバ,ならびに自殖性の普通ソバをモデル植物として他殖性植物集団における適応性関連遺伝子の挙動を把握することにある。ゲノム中の適応に関する遺伝子の動態把握のためには、多数の中立遺伝子および適応関連QTLを把握したマップが必要である。これにより、遺伝構造の変遷を反映する中立遺伝子の動態および環境への反応を反映する適応関連遺伝子の動態の把握が可能となる。これまでに80遺伝子座のAFLPマーカーおよびSSRマーカーを開発した。いずれも自然淘汰に対して中立で適応度に影響を与えない中立マーカーである。さらに、他殖性集団の遺伝子動態の把握を目的とするとして汎用性の高いcDNAベースの共優性マーカーを作成することとした。cDNAマーカー作成のため新潟薬科大より提供されたソバの生殖様式に関連する遺伝子をカバーしていると考えられるソバcDNAライブラリー384クローン(蕾由来96クローン,花柱由来288クローン)に対しベクター配列除去後プライマー作成時のプライマーの特異性を高める目的でstandalone型BLASTの塩基配列同士を比較するプログラムblastnを用いてソバcDNAライブラリー間の相同性検索を行った。その結果93クローンの特異的なcDNA配列が見出され、この配列に対しプライマー作成ソフトprimer3を用いて91プライマーペアを作成した。このプライマーペアに対しスクリーニングを行った結果マーカー作成に利用可能な53プライマーペアが見出された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Effect of flowering phenology on pollen flow distance and the consequences for spatial genetic structure within a population of Primula sieboldii (Primulaceae)2006

    • 著者名/発表者名
      Kitamoto, N., S.Ueno, A.Takenaka, Y.Tsumura, I.Washitani, R.Ohsawa
    • 雑誌名

      American Journal of Botany 93

      ページ: 226-233

  • [雑誌論文] Inter- and Intra- cultivar variations in allelopathic effect of leaf aqueous extract of buckwheat (Fagopyrum esculentum Moench) on the growth of Lettuce seedling2005

    • 著者名/発表者名
      Ohsawa, R., C.Nakatani
    • 雑誌名

      FAGOPYRUM 22

      ページ: 21-24

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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