研究課題/領域番号 |
16380029
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
蓑茂 寿太郎 熊本県立大学, 熊本県立大学, 教授 (30078208)
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研究分担者 |
金子 忠一 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (50152799)
阿部 伸太 東京農業大学, 地域環境科学部, 准教授 (70256642)
入江 彰昭 東京農業大学, 短期大学部, 講師 (50299939)
神藤 正人 東京農業大学, 短期大学部, 講師 (00408676)
西 英子 熊本県立大学, 環境共生学部, 准教授 (70405570)
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キーワード | アジアモンスーン / 自然環境 / 都市形成 / 環境計画モデル / 土地利用 |
研究概要 |
本研究は、アジア10都市を研究対象とし、都市発展と自然環境改変の相互メカニズムを解析したものである。このため、都市形成史と自然環境データを下に実態解明のプロセスで研究を進めてきた。比較都市研究を採用し、自然環境の改変については、ランドサットデータを駆使して、定量的、定性的改変を把握し、緑地分布の自然依拠性と都市計画の効果を考察した。このことから、アジア都市の拡大がもたらす自然環境の崩壊を明らかにし、さらに自然環境保全に向けた計画の構造を展望することができた。アジア・モンスーン地域に分布する都市は、立地環境として低平地に多く、その一帯は、都市化以前は水田としての土地利用であり、これが転じて都市形成をしている。このような個性ある共通した地域の都市研究を自然環境との係わりから究明することは、今後の地球環境のあり方を考える上で大変重要である。人口急増が確実なアジア・モンスーンの都市環境研究がなされることにより、欧米中心の都市研究との比較が可能になり、このことからグローバルな都市環境研究が前進すると目論んだのが本研究であるが、その知識の一端を明らかにすることができた。
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