• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

植物-病原微生物の相互認識と情報ネットワークの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16380038
研究機関京都府立大学

研究代表者

久保 康之  京都府立大学, 農学研究科, 教授 (80183797)

研究分担者 鳴坂 義弘  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (20335459)
キーワードマイクロアレイ / 情報発現 / 防御応答 / シロイヌナズナ / 炭疽病菌 / 病原性 / 環境応答 / シグナル伝達
研究概要

本研究は宿主-病原菌間の分子応答機構の解明において、DNAマイクロアレイを用いて病原菌側および宿主側の双方からの情報ネットワークを解明し、植物保護の新しい戦略提案を行うことを目的とする。本年度は以下の結果が得られた。
1、シロイヌナズナ抵抗性遺伝子(R-gene)の探索
アブラナ科野菜類炭そ病菌337-5系統に対して抵抗性を示すシロイヌナズナIn-0の抵抗性が優性の1遺伝子により支配されていることが示唆された。この抵抗性を支配する遺伝子をRCH337とし、この遺伝子と極めて密接に連鎖している4番染色体上腕上のCAPSマーカー(MO1)を得ることに成功し、このマーカーをもとに2種のRCH337候補遺伝子のクローニングとCol-0およびCol-0の対象遺伝子のT-DNA破壊系統に対する遺伝子導入に成功した。得られた形質転換株T2世代の発現形質について検討を加えた。
2.ハクサイのESTライブラリーの作成と病原菌感染時のアレイ解析
ハクサイのESTライブラリーを作製して2,166個のcDNAクローンを得、1,820個のcDNAを搭載したハクサイマイクロアレイを作製した。ハクサイおよびシロイヌナズナマイクロアレイにより、病原糸状菌に対する両植物の遺伝子発現応答について比較解析を行った。さらに、145個のハクサイとシロイヌナズナ間のカウンターパート遺伝子を同定し、遺伝子発現プロファイルの比較を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Comparative analysis of expression profiles of counterpart gene sets between Brassica rapa and Arabidopsis thaliana during fungal pathogen Colletotrichum higginsianum infection2006

    • 著者名/発表者名
      Narusaka, M
    • 雑誌名

      Plant Biotechnology 23・5

      ページ: 503-508

  • [図書] 微生物の病原性と植物の防御応答2007

    • 著者名/発表者名
      久保康之(分担執筆)
    • 総ページ数
      231
    • 出版者
      北海道大学出版会

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi