• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 研究成果報告書概要

真正細菌における非翻訳型RNAによって遂行される遺伝子発現制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16380055
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用微生物学
研究機関筑波大学

研究代表者

中村 幸治  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (40212097)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
キーワード非翻訳型 RNA / RNomics / リボスイッチ / 枯草菌 / ウェルシュ菌
研究概要

本研究において、枯草菌において、8個の新規のnon-coding RNAを同定しており、破壊株を作成し、機能解析を行った。BS101 RNAは、yurY-yurZ遺伝子間領域に位置し、ストレスにより発現が上昇することから、non-coding RNAとして他の遺伝子の発現制御に関与している可能性が考えられた。枯草菌野生株(168)とBS101遺伝子欠損株(△bs101)の対数増殖期中期における細胞内タンパク質を比較したところ、△bs101においてMtnAタンパク質のスポットが消失じていた。mtnAは、バクテリアにおけるメチオニン再生経路において機能するタンパク質をコードしており、その上流のmtnKとオペロンを形成している。しかし、MtnKタンパク質は、△bs101においても168株同様の発現されており、mtnKAオペロンのうち、下流のmtnA遺伝子の発、現のみを制御していた。さらに、168と△bs101において、mtnA mRNA発現量に違いが見らないことから、BS10l RNAはmtnAの発現に関し、転写後レベルでの制御に関与している可能性が考えられた。さらに、枯草菌で得られた成果を元に、ウェルシュ菌で同定されたVR-RNAの機能解析を行った。その結果、ウェルシュ菌には、少なくとも3種類のタンパク質が存在し、培養時期に特異的な複合体を形成していることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A Bacillus subtilis DEAD protein YdbR possesses ATPase, RNA Binding and RNA unwinding activities2006

    • 著者名/発表者名
      Ando, Y. and Nakamura, K.
    • 雑誌名

      Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 70

      ページ: 1606-1615

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2010-02-04  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi