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2004 年度 実績報告書

高等生物由来のユビキノン合成酵素遺伝子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16380073
研究種目

基盤研究(B)

研究機関島根大学

研究代表者

川向 誠  島根大学, 生物資源科学部, 教授 (70186138)

研究分担者 松田 英幸  島根大学, 生物資源科学部, 教授 (50032595)
キーワードユビキノン / コエンザイムQ / 抗酸化 / 酵母 / イソプレノイド
研究概要

ユビキノン(UQ)は補酵素Q(CoQ)とも称される脂溶性抗酸化物質であり、生体内において電子伝達系の必須成分として重要な機能を果たしているのみならず、生体内で唯一合成できる脂溶性抗酸化物質である。そのため最近ではサプリメントとして広く使用されその需要は年々高まっている。
これまでにユビキノンの側鎖長を決定する酵素であるポリプレニル2リン酸合成酵素について広く解析を進めてきたが、本研究では2種類のソラネシル2リン酸合成酵素を植物より同定した。
既知のポリプレニル二リン酸合成酵素遺伝子配列を基にシロイヌナズナ配列データベースから2つのクローンを得て、それぞれAt-SPS1とAt-SPS2と命名した。これらの遺伝子をそれぞれ大腸菌において発現させ、UQ抽出を行ったところ、UQ-9の生成が確認できた。すなわち単離した遺伝子がソラネシル2リン酸合成酵素をコードしていることを示した。また、分裂酵母のミトコンドリア移行シグナルを付加した融合蛋白質発現プラスミドを構築し、分裂酵母dps1破壊株とdlp1破壊株において発現させたところ、最少培地上での相補が見られ、UQ-9の生成が確認できた。これらの結果より、Arabidopsis thaliana由来のソラネシル二リン酸合成酵素をコードする遺伝子はそれぞれ単独で機能していると考えられた。At-SPS1とAt-SPS2の細胞内局在を明らかにするため、各酵素をsGFPのN末端に連結した融合蛋白質発現プラスミドを構築し、タバコ細胞で発現させた。蛍光顕微鏡観察の結果、At-SPS1は小胞体に、At-SPS2は葉緑体に局在することがわかり、At-SPS1はユビキノン側鎖生合成に、At-SPS2はプラストキノン側鎖生合成に関与すると考えられた。これらの結果より植物では2種類の酵素がそれぞれ別のキノンの合成に働いていることを見いだした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Identification and subcellular localization of two solanesyl diphosphate synthases from Arabidopsis thaliana.2004

    • 著者名/発表者名
      L.Jun, R.Saiki, K.Tatsumi, T.Nakagawa, M.Kawamukai
    • 雑誌名

      Plant Cell Physiology 45

      ページ: 1882-1888

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Molecular cloning and functional expression of geranylgeranyl pyrophos phate synthase from Coleus forskohlii Briq.2004

    • 著者名/発表者名
      S.Engprasert, F.Taura, M.Kawamukai, Y.Shoyama.
    • 雑誌名

      BMC Plant Biology 18:18

      ページ: 1-8

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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