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2005 年度 実績報告書

島嶼地域における持続可能な農業生産システムの形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16380151
研究機関琉球大学

研究代表者

仲地 宗俊  琉球大学, 農学部, 教授 (70180312)

研究分担者 川本 康博  琉球大学, 農学部, 教授 (90214709)
仲間 勇栄  琉球大学, 農学部, 助教授 (70142362)
平川 守彦  琉球大学, 農学部, 助教授 (90175555)
玉城 政信  琉球大学, 農学部, 助教授 (70404556)
菊地 香  琉球大学, 農学部, 助手 (30325831)
キーワード赤土等流出防止対策 / 地力維持 / 堆肥 / ホースセラピー / 植物資源
研究概要

平成17年度は次の課題について調査・分析を行った。
1.石垣島における赤土等流出防止に関する農家の取り組みに関する調査
石垣島において赤土等の流出防止対策に取り組んでいる農家25戸、取り組んでいない農家22戸を選定し、取り組んでいる対策の内容、取り組んでいない場合の理由等について調査を行った。その結果、農家が取り組んでいる対策として、効果と取り組みや易さの点から、畦の設置とグリーンベルトが高い評価が得られた。また、農家が対策に取り組んでいない理由としては、農地に害がなかった、作物の生産に影響しないなどのことがあげられた。
2.八重山地域におけるサトウキビ農家の肥培管理の実態に関する調査
八重山地域のサトウキビ農家を対象に地力維持の意向、肥培管理の実態、堆肥の利用状況等について調査を行った。その結果、農家は地力の重要性については理解しているが、堆肥の利用については消極的である、適切な肥培管理がなされればサトウキビの単収は増加する、ことが明らかにされた。
3.石垣島における堆肥の成分と堆肥の利用に関する調査
石垣島における肉用牛飼養農家の堆肥は、水分が高く未成熟なものが多いが、C/N比は優れている。今後、完熟堆肥を製造するためには材料の切り返しが重要である。
4.与那国馬を活用したホースセラピーの可能性に関する調査
与那国島には在来馬の与那国馬が放牧飼養されている。与那国馬は体躯が小さく温順であることから、かつては農耕用に広く利用され、島民の生活に密着していたが、現在では利用の場は少なくなっている。今後、ホースセラピーとしての活用の可能性が考えられる。
5.鳩間島における植物資源利用に関する調査
鳩間島における植物資源の利用について、古老から聞き取りを行い、かつて、用材、薪、緑肥、飼料、祭祀などに利用された植物がおよそ80種類にのぼり、植物資源が住民の生活と深く関わっていたことを明らかにした。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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