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2006 年度 実績報告書

木質セルロースのエタノール化前処理としての亜臨界水による改質

研究課題

研究課題/領域番号 16380169
研究機関神戸大学

研究代表者

堀尾 尚志  神戸大学, 農学部, 教授 (00031229)

研究分担者 福田 秀樹  神戸大学, 自然科学研究科, 教授 (30263396)
TZENKOWA R.N.  神戸大学, 農学部, 助教授 (30294200)
近藤 昭彦  神戸大学, 工学部, 教授 (40205547)
伊藤 博通  神戸大学, 農学部, 講師 (00258063)
キーワード廃棄木質の資化 / 木質セルロース改質 / 亜臨界水処理 / グルコース生成 / 木質微破砕機 / 微破砕木質形状
研究概要

1)リグニン離脱に関する追試:前年度のデータの検証を走査型電子顕微鏡による観察と平行して行っている。クラソン法による残留リグニンの定量については、供試材料(ニレ)に限定されたものであるが、系統的なデータを得るための実験計画(採取する部位、破砕形状と寸法についての条件設定)をほぼ策定できた。
2)木質セルロースの改質:標準的セルロースとしてAVICELを用い、工業用セルラーゼ(旭化成・アマノ4)のによるグルコースの直接生成について、亜臨界水処理の効果を検証しつつある。まだ断定できるところに至ってはいないが、亜臨界水処理により反応が促進していることを確信するに至っている。(これに関わる成果の公表を差し控える理由、別紙)
3)微破砕機運転パラメータの検討:開発したフレール型木質微破砕機を改良した。同微破砕機による供試材料(ニレのチップ)の破砕試験を完了した。破砕物の寸法的分布のみならず形状をフラクタル次元により定量化した指標を変数とした多変量解析により、フレール型木質微破砕機の設計パラメータの特性を確定した。そして、設計パラメータ選定のため基本方針を提示できた。これは、‘'Pre-processing Technology for Ethanolization of Wood-cellulosic Materials-Definition of Design Parameters and Driving Conditions-‘として農業機械学会誌への投稿準備を終えた。
4)同木質微破砕機による微破砕物のような不確定な形状を亜臨界水処理の効果との関連において評価し、同処理条件の設定にフィードバックするという目的のため、微破砕物形状に対するフラタタル次元及びテクスチヤ解析の適用方法について検討した。これは、‘Pre-processing Technology for Ethanolization of Wood-cellulosic Materials-Analysis of Pattern Characteristics of Fine-crushed Wood-‘として農業機械学会誌への投稿準備中である。
5)近赤外分光法によるリグニン分離量のモニタ:分担者の病気治療のため中断している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 木質セルロースのエタノール化のための前処理技術の開発-微破砕木質の亜臨界水処理によるリグニン分離2005

    • 著者名/発表者名
      堀尾尚志, 他3名
    • 雑誌名

      農業機械学会関西支部報 97号(予定)

  • [雑誌論文] Pre-processing Technology for Cellulose Waste Ethanolization - Diffinition of Design Parameter and Driving Conditions -2004

    • 著者名/発表者名
      D.Yamagichi, H.Horio, et al.
    • 雑誌名

      Proceedings of the 2nd Intern. Symp. Mechinery and Mechatronics for Agric and Bio-systems Engng (ISMAR) CD-R

      ページ: CS-3

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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