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2004 年度 実績報告書

強力な乳糖分解能ヨーグルトのプロバイオティック乳酸菌による構築

研究課題

研究課題/領域番号 16380179
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東北大学

研究代表者

齋藤 忠夫  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00118358)

研究分担者 北澤 春樹  東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (10204885)
川井 泰  東北大学, 大学院・農学研究科, 助手 (00261496)
キーワード乳糖分解酵素 / ラクターゼ / β-ガラクトシダーゼ / フォスフォ-β-ガラクトシダーゼ / フォスフォ-β-グルコシダーゼ / 腸管系乳酸菌 / プロバイオティクス / 乳糖不耐症
研究概要

本年度は、まず当研究室でヒト腸管または糞便より単離したLactobacillusなどの乳酸桿菌を中心とした乳酸菌ライブラリーより、3種類の乳糖(ラクトース)分解酵素に着目してその活性測定を行った。分析に先立ち、市販ONP-GalおよびONP-Glcに化学的にC6位水酸基にリン酸基を導入し、それぞれONP-Gal6PおよびONP-Glc6Pを合成し、その単離精製を行った。これらの合成糖基質を用いて、ライブラリー乳酸菌の酵素活性を比色法で行った。すなわち、β-ガラクトシダーゼ活性は、ONP-Galを用いて、フォスフォ-β-ガラクトシダーゼ活性はONP-Gal6Pを用いて、およびフォスフォ-β-グルコシダーゼ活性はONP-Glc6Pを用いた。測定法はFisher法を用いた。
その結果、ヒト腸管からのプロバイオティクスの中にも、β-ガラクトシダーゼ活性ではLb.delvrueckii subsp.bulgaricusNIAI B-6株に匹敵する高活性菌が3株選抜出来た。また、同様に他の2種の酵素でも対照として用いたLc.lactis sussp.lactis NIAI 527株よりも高いフォスフォ-β-ガラクトシダーゼ活性菌が3株および高いフォスフォ-β-グルコシダーゼ活性を示す恐らくLb.gasseriと考えられる株菌が3株選抜することに成功した。さらに、16S rDNA解析により同定を試みた。これらの、酵素の分画と精製を試み、それらの生化学的性質を明らかにした。これらの酵素は既に報告されているデータベースと比較しての相同性、遺伝系統樹および立体構造解析を検討した。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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