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2005 年度 実績報告書

ニワトリの成長・産卵・肉質を支配する量的形質遺伝子座のゲノムマッピング

研究課題

研究課題/領域番号 16380189
研究機関広島大学

研究代表者

都築 政起  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 教授 (70212058)

研究分担者 石川 明  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (20211724)
キーワードニワトリ / 量的形質 / QTL解析 / リソースファミリー / 染色体マッピング / マイクロサテライトDNA / 大シャモ / 白色レグホーン
研究概要

大シャモ雄と白色レグホーン雌に基づくF_2リソースファミリーを用いて、各種量的形質データの採取ならびにquantitative trait loci(QTL)解析を行った。マイクロサテライトDNAをマーカーに用いた。データ採取ならびにQTL解析の対象としたものは、大別して、成長形質、卵関連形質、および肉関連形質であった。
成長形質のQTL解析に備え、F_2世代約500個体について、80のマーカーを用いて、そのタイピングを行った。卵関連形質については、F_2世代325個体および102マーカーを用いて、33形質を対象にQTL解析を行った。その結果、300日齢時卵重、400日齢時産卵率、300日齢時卵殻色L^*値、300日齢時卵黄重、ならびに400日齢時卵黄重に関するsignificant QTLを発見することができた。これらのQTLが存在する染色体は、それぞれ次の通りであった。300日齢時卵重:第4染色体;400日齢時産卵率:第3および第4染色体;300日齢時卵殻色L^*値:第3染色体;300日齢時卵黄重:第4染色体に2つ、および第12染色体;400日齢時卵黄重:第4および第12染色体。これらのうち、300日齢時卵重に関する第4染色体上のQTL、300日齢時卵黄重に関する第4染色体上のQTLのうち1つ、ならびに400日齢時卵黄重に関する第4染色体上のQTLは、ほぼ同じ領域に検出された。また、300日齢時および400日齢時における卵黄重に関する第12染色体上のQTLは、それぞれ完全に同じ位置に検出された。
以上の研究に加え、F_2世代約200個体の、モモ肉、ムネ肉およびササミについて、ミオグロビン含量、pH値、ならびに肉色(L^*,a^*,b^*値)データを得た。また、これらの個体から血液を採取保存し、来年度のQTL解析に備えた。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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