研究課題/領域番号 |
16380206
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土井 邦雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (70155612)
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研究分担者 |
熊谷 進 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60109965)
小野寺 節 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
塩田 邦郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80196352)
中山 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40155891)
上塚 浩司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (60251419)
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キーワード | 5AzC / CYP inducer / T-2toxin / 胎盤 / 母体肝臓 / 胎児肝臓 / 妊娠動物 / 胎児脳 |
研究概要 |
本年度はまず、妊娠・秘乳がラット母体肝臓におけるCYP isozymesの発現に及ぼす影響について検討し、妊娠期間から出産にかけて多くのCYP isozymesの発現が抑制され、離乳時に元に戻る事を明らかにした。ついで、妊娠ラットにCYP誘導剤を投与した際の母体肝臓、胎盤および体に肝臓で第II相薬物代謝関連遺伝子の発現プロファイルを検索したところ、第I相薬物代謝関連遺伝子と同様の結果を得た。また、T-2 Toxinを投与した妊娠ラットでは、母体肝臓、胎盤および胎児肝臓に共通してapoptosisが観察され、その発現には酸化ストレスによるMEKK1-JNK-c-Jun pathwayの活性化が重要な役割を果たしている事が示された。ついで、5AzC誘発胎児脳傷害のメカニズムについて細胞周期制御異常および細胞死の発現機構を中心により詳細な検索を行った。また、細胞周期の進行には神経前駆細胞の核の移動が必要なことを明らかにした。
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