研究概要 |
1.エナミドオレフィンに対する6-endo選択的アリールラジカル環化反応と、生じたアミドイルラジカルの5-endo環化反応を組み合わせたラジカルカスケードにより、13位にメチル基を有するフェナンスロインドリジジン類の簡便合成法を明らかにした。 2.エナミドオレフィンに対する6-endo選択的アルキルラジカル環化反応と、生じたアミドイルラジカルの5-endo環化反応を組み合わせたラジカルカスケードにより、シリンドリシン類の簡便構築法を明らかにした。 3.エナミドオレフィンに対する7-endo選択的アリールラジカル環化反応と、生じたアミドイルラジカルの5-endo環化反応を組み合わせたラジカルカスケードにより、セファロタキシン骨格の簡便構築法を明らかにした。 4.エナミドオレフィンに対する7-endo選択的アリールラジカル環化反応と、生じたアミドイルラジカルの芳香族置換反応を組み合わせることにより、イソインドロベンズアゼピンアルカロイド、レンノキサミンの短工程合成法を明らかにした。 5.エナミドオレフィンに対する7-endo選択的アルキル環化反応と、生じたアミドイルラジカルの5-endo環化反応を組み合わせたラジカルカスケードを用いることにより、ステモナミド類の全合成を達成した。 6.N-アリル-α,α,α-トリクロロアセトアミド類が、溶媒として用いた1,4-ジメチルピペラジン中加熱するだけでsingle electron transfer反応を起こして1つのクロル基を脱離し、ラジカル環化反応に基づく成績体を与えることを見出した 7.エナミドオレフィンに対するアルキルラジカル環化反応のexo選択性とendo選択性について詳細に検討した。
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