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2004 年度 実績報告書

ベータサブユニットを介したCLCクロライドチャネルの制御についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16390241
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

内田 信一  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (50262184)

キーワードバーター症候群 / CLCクロライドチャネル / Xenous oocyte / MDCK細胞 / ソーティング
研究概要

1)細胞内膜系CLCクロライドチャネルの細胞内分布の同定を行った。
今までCLCクロライドチャネルは免疫染色に耐えうるよい抗体がなく、その細胞内の分布は詳細が不明であった。今回FLAGないしHAタグをつけた細胞内膜系各種CLCクロライドチャネルを2種以上同時に発現させ、直接各クローンについて差異があるか、同じ場合はヘテロオリゴマーを形成しているかを免疫沈降で検討した。CLC-3,4,5の細胞内局在は一致し、ヘテロオリゴマーを形成していた。しかしながら、CLC-6,7はCLC-3,4-5とも結合せず、ホモオリゴマーしか形成できなかった。CLC-6の細胞内局在はCLC-3,4,5に近かった。
2)CLC-Kチャネルのベータサブユニットであるバーチンの構造機能共関を検討した。バーチンとCLC-Kのお互いの結合部位を同定するため、種々の欠失変異体を作成し、免疫沈降で結合性を検討した。この結果、CLC-KはN末のはじめの膜貫通部分が必須であり、バーチンは細胞膜貫通部分以外にもC末の細胞内部分が必要であった。バーチン自身の基底側膜へのターゲッティングシグナルについても同定を試みた。この結果、結合部位とは異なるC末細胞内部分が膜局在シグナルとして重要である事が判明した。
3)CLC-4ノックアウトマウスの作成。今で機能不明なCLC-4についてノックアウトマウスを作成するためES細胞での組み替え体のスクリーニングを終了した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Function of chloride channels in the kidney.2005

    • 著者名/発表者名
      Uchida S, Sasaki S
    • 雑誌名

      Annu Rev Physiol 67

      ページ: 759-778

  • [雑誌論文] CIC-3 Chloride channels facilitate endosomal acidification and chloride accumulation.2005

    • 著者名/発表者名
      Hara-Chikuma M, Uchida S, et al.
    • 雑誌名

      J Biol Chem 280(2)

      ページ: 1241-1247

  • [雑誌論文] ClC-3-independent, PKC-dependent activity of volume-sensitive Cl- channel in mouse ventricular cardiomyocytes.2004

    • 著者名/発表者名
      Gong WQ, Uchida S, Sasaki S et al.
    • 雑誌名

      Cell Physiol Biochem 14

      ページ: 213-224

  • [雑誌論文] 1.Disease-causing mutant WNK4 increases paracellular chloride permeability and phosphorylates claudins.:,2004.2004

    • 著者名/発表者名
      Yamauchi K, Uchida S, Sasaki S, et al.
    • 雑誌名

      Proc Natl Acad Sci U S A. 101

      ページ: 4690-4694

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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