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2004 年度 実績報告書

新しいがんのソマトスタチン遺伝子治療併用内部照射ターゲッティング療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16390347
研究種目

基盤研究(B)

研究機関独立行政法人放射線医学総合研究所

研究代表者

棚田 修二  独立行政法人放射線医学総合研究所, 画像医学部, 部長 (40116950)

研究分担者 入江 俊章  独立行政法人放射線医学総合研究所, 画像医学部・分子トレーサー開発室, 室長 (40160072)
遠藤 啓吾  群馬大学, 医学部, 教授 (10115800)
的崎 尚  群馬大学, 生理調節研究所附属生理活性物質センター, 教授 (80252782)
キーワードソマトスタチン / ラジオアイソトープ / イメージング / ターゲッティング
研究概要

ソマトスタチン(成長ホルモン分泌抑制ホルモン)の類似物質であるオクトレオチド(合成ソマトスタチン)は、生体内で対応するソマトスタチン受容体と特異的に結合することが知られている。また、ラジオアイソトープ(RI)標識オクトレオチドは癌の画像診断の臨床研究に用いられており、細胞障害性の強いRIを用いると癌の特異的な治療法(ターゲッティング治療法)となり得る。そこで、本研究は担がん動物モデルを作成することと、遺伝子導入の手法を用い、肺がんと前立腺がんのがん細胞表面にソマトスタチン受容体を発現させ、β線放出RI標識オクトレオチドを用いたソマトスタチン遺伝子治療併用内部照射ターゲッティング治療法の開発を目指すものである。さらに,線放出RI標識オクトレオチドを用い、がん細胞表面に存在するソマトスタチン受容体を画像化するとともに、受容体量を定量測定することで治療効果の定量的評価法も併せて開発するものである。
既に、平成16年度においてN末端にHAタグをつけたヒトソマトスタチン受容体2型は、ソマトスタチンと結合することを確認しており、アデノウイルスベクターにHA-ヒトソマトスタチン受容体2型遺伝子を組み込んだAdex-HAhSStr2を構築し、HEK293細胞にリポフェクション法により遺伝子導入することによりアデノウイルスを産生する。そのアデノウイルスを肺がん細胞A-427と前立腺がん細胞CA20948に感染させることにより、高効率にソマトスタチン受容体を発現する細胞を作成しつつある。導入されたソマトスタチン受容体発現効率はHAに対する抗体を用いることにより、ウェスタンブロット法および細胞染色にて評価し、RI標識したオクトレチドを用いて、競合法で結合能を確認しているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Effect of mitomycin c and vinblastine on FDG uptake of human nonsmall-cell lung cancer xenografts in nude mice.2004

    • 著者名/発表者名
      Mei Tian, Hong Zhang, et al.
    • 雑誌名

      Cancer Biother Radiopharm 19(5)

      ページ: 601-605

  • [雑誌論文] Hexokinase-II expression in untreated oral squamous cell carcinoma : comparison with FDG PET imaging

    • 著者名/発表者名
      Mei Tian, Hong Zhang, et al.
    • 雑誌名

      Annals of Nuclear Medicine (in press)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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