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2005 年度 実績報告書

トランスジェニックマウスを用いた生体防御関連分子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16390369
研究機関東北大学

研究代表者

福島 浩平  東北大学, 病院, 講師 (20271900)

研究分担者 佐々木 巌  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)
舟山 裕士  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (50192315)
柴田 近  東北大学, 病院・助手 (30270804)
高橋 賢一  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80359520)
キーワードresistin-like molecule / 抗菌タンパク / 大腸 / 炎症性腸疾患 / 腸内細菌
研究概要

1、Resistin-like molecule b(RELM-b)トランスジェニックマウスの作製
300個のinjectionにより28匹の出産を見た。尾からgenomic DNAを抽出しPCRによりTransgeneの有無を確認すると、2匹にTransgeneが確認された。さらに、F1、F2世代の繁殖を行った。脳、心、肺、気管支、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、膵臓、脾臓、皮膚などの主要臓器のRNAを抽出し、Transgeneの発現の検討を行う用意を完了した。
2、RELM-bの機能解析
ヒトRELM-b遺伝子の導入により、細胞増殖およびアポトーシスに対する影響の有無について予備的な実験を行った。ヒトRELM-bの発現プラスミドベクターをCOS7細胞にトランスフェクションし生細胞数について検討したが、空ベクターとの間で明らかな影響を確認できなかった。
3、リコンビナントRELM-bの大量精製
Signal sequenceを取り除きN末端にHis Tagをつけたバックミッドからバキュロウィルスを作成し、Sf9細胞にTransfectionした。当初、十分なタイターを有するウィルスが得られなかったが、条件変更により改善した。大量精製の条件を検討し、Sf9細胞の大量培養を行った。
4、Deleted malignant brain tumors 1(DMBT1)のその後の進展
DMBT-1のクローニングは1、分子が大きいこと、2、繰り返し配列を有することなどから、クローニングが用意でなくしかも機能を有するタンパクを人工的に作り出すことが困難あった。われわれも、クローニング、リコンビナント蛋白の作製を試みたが成功しなかった。DMBT-1は当初癌抑制候補遺伝子として注目されてきた経緯から、ヒト大腸癌組織における蛋白発現を免疫組織学的に検討し予後との創刊の有無について検討している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Infiltration of CD19(+) plasma cells with frequent labeling of ki-67 in corticosteroid-resistant active ulcerative colitis2006

    • 著者名/発表者名
      Jinno Y, Ohtani H, Fukushima K et al.
    • 雑誌名

      Virchows Arch. 25

      ページ: 1-10

  • [雑誌論文] 自然免疫系からみた炎症性腸疾患の病態2006

    • 著者名/発表者名
      渡辺和宏, 福島浩平 他
    • 雑誌名

      日本消化器学会雑誌 103・1

      ページ: 1-6

  • [雑誌論文] pouchitisの診断と治療2005

    • 著者名/発表者名
      福島浩平他
    • 雑誌名

      胃と腸 40・10

      ページ: 1411-1416

  • [図書] 大腸疾患Now2006(武藤徹一郎監修)2006

    • 著者名/発表者名
      福島浩平
    • 総ページ数
      227
    • 出版者
      日本メディカルセンター

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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