研究分担者 |
岩間 亨 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20303498)
矢野 大仁 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (00332685)
大江 直行 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 講師 (60362159)
加藤 雅康 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (60345783)
北島 英臣 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90377656)
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研究概要 |
本研究を遂行するために必要な設備実験として小動物麻酔器一式、頭部外傷作成装置、組織染色装置に関しては当科研究室内に設置した。 1.病態モデルマウスまたはラットの作成: (a)脳虚血モデル:血管閉塞の確認モニターとしてlaser Dopplerを用いて中大脳動脈閉塞モデルをマウスで作成した。 (b)頭部外傷モデル:頭部外傷作成器(Injury Device,フィジオテック製)にてCCI (controlled cortical impact model)を作成した。 2.海馬からのneural stem cellの分離、培養: マウス・ラット胚脳から浮遊培養法(sphere法)にてneural stem cellの分離、培養を行った。これらneural stem cellを用いてIn vitroでの増殖、分化に与える影響を各栄養因子(FGF-2,EGF,HGF,neurotrophin-3,BDNF,NGF,PDGF)について濃度依存を確認しつつ検討した。 3.病態モデル動物の病理学的、分子生物学的検討: 疾患モデル作成後、6-8日後にBrdUを腹腔内し、その後、経時的にsacrificeしたtranscardial perfusionの後、脳スライスを作成しBrdU染色をはじめニューロンマーカー(NeuN,MAP2,TUJ III)、アストロサイトマーカー(GFAP)、オリゴデンドロサイトマーカー(04)にて多重染色を行い、confocal microscopyにより解析を行った。 4.遺伝子導入用ベクターの精製: FGF-2,EGFの組み込んだベクター、HGFのベクターについては効率の良いプロモーターについて検討中である。
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