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2004 年度 実績報告書

StAR蛋白質結合蛋白質(SBP)のステロイドホルモン産生における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16390470
研究種目

基盤研究(B)

研究機関北海道大学

研究代表者

菅原 照夫  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40250451)

研究分担者 星 信彦  神戸大学, 農学部, 教授 (10209223)
水上 尚典  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40102256)
キーワードStAR蛋白質結合蛋白質 / StAR / ステロイドホルモン / 卵巣 / コレステロール / アポトーシス / 先天性副腎過形成 / 卵巣顆粒膜細胞
研究概要

(1)SBP遺伝子のステロイドホルモン産生におよぼす作用
ステロイドホルモン産生細胞である卵巣顆粒膜細胞KGN細胞および副腎癌細胞H295R細胞を用いて、SBP遺伝子の発現を強制発現あるいはsiRNA法によりSBP遺伝子発現を抑制し、StAR遺伝子およびステロイドホルモン産生の関連遺伝子であるcholesterol side chain cleavage(P450scc),17α-hydroxylase/17,20-desmolase(P450c17)およびaromatase(P450arom)の発現を解析した。その結果、ステロイドホルモンの産生関連遺伝子の発現と蛋白質レベルは、SBPの発現と独立していることを明らかにした。
(2)無精子症とSBP遺伝子の関連
非閉塞性無精子症および乏精子症の患者のSBP遺伝子変異をRT-PCRとダイレクトシークエンス法により解析した。SBP蛋白質構造の変化が無精子症との関連に相関することを明らかにした。
(3)細胞死の解析
siRNAによりSBPの発現を抑制すると、培養細胞は細胞死を起こす。細胞毒性テストによりLDHおよびCaspase-3/7の酵素活性を測定し、細胞死のメカニズムについてアポトーシスかネクローシスを解析した。細胞死のメカニズムとしてはアポトーシスであることが判明した。
(4)SBP関連蛋白質
イーストのハイブリット法によりSBP蛋白質と結合する蛋白質を解析した。候補蛋白の局在を同定し、SBPがエンドゾームに局在することを明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] The potential function of steroid sulfatase activity in steroid production and steroidogenic acute regulatory protein expression.2004

    • 著者名/発表者名
      Teruo Sugawara
    • 雑誌名

      Biochemistry Journal 380

      ページ: 158-160

  • [雑誌論文] Characterization of binding between SF-1 and Sp1 : SF-1 interaction with the N-terminal region of Sp1.2004

    • 著者名/発表者名
      Teruo Sugawara
    • 雑誌名

      J Endocrinol Invest 27

      ページ: 133-141

  • [雑誌論文] Immunohistochemical study of steroidogenic acute regulatory (StAR) protein in ovarian tumors.2004

    • 著者名/発表者名
      Teruo Sugawara
    • 雑誌名

      The Internet Journal of Gynecology and Obstetrics 3

      ページ: 2

  • [雑誌論文] Role of StAR Binding Protein in Steroidogenic Cells.2004

    • 著者名/発表者名
      Teruo Sugawara
    • 雑誌名

      Endocrine Research 300

      ページ: 65

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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