研究課題
1.SBPのステロイドホルモン調節機構の解析性腺組織におけるSBP遺伝子発現に関するプロモーター領域を解析した。レポーターアッセイにより遺伝子発現に関与する転写因子を解析した。SBPおよびStAR遺伝子の発現をPCR法により解析し、SBPおよびStAR遺伝子発現およびステロイドホルモンの調節機構を明らかにした。2.コレステロール硫酸とSBPの解析StAR蛋白質のC端側と相同性の高いドメインはコレステロールをはじめ脂質が結合する領域であるため、StAR関連脂質転送(START)ドメインと命名された。SBPはSTARTドメインに結合する。SBP蛋白質、StAR蛋白質およびコレステロール硫酸の関連をステロイドホルモンの産生の観点から解析し、コレステロール硫酸のステロイドホルモンの産生に与える影響について明らかにした。3.SBPと疾患の解析コレステロール硫酸はステロイドスルファターゼ(STS)により脱硫酸化を受けてコレステロールになる。STSにより細胞内に増加したコレステロールがStAR蛋白質およびSBP蛋白質に与える影響について解析し、StAR蛋白質の発現が低下することを明らかにした。StAR蛋白質の発現をコントロールすることによりステロイドホルモンの産生を調節することを明らかにした。先天性リポイド副腎過形成の卵巣のSBPの発現を免疫染色法を用いることにより明らかにした。
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