研究分担者 |
加治 優一 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50361332)
岡本 史樹 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30334064)
若林 毅俊 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (90302421)
平岡 孝浩 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30359575)
木内 貴博 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助手 (10361346)
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研究概要 |
種々の疾患および病態における視機能を検討した.まず,エキシマレーザー屈折矯正手術としてphotorefractive keratectomy(PRK)とlaser in situ keratomileusis (LASIK)を比較し,角膜に対する影響および視機能を評価した(Am J Ophthalmol 2005;139:64-71).また別の検討では家兎眼を用い,PRKとLASIKが角膜の透過性に与える影響を検討した(Jpn J Ophthalmol 2005;49:12-14).エキシマレーザー手術の合併症として,一過性の角膜拡張症(keratectasia)を生じた症例を報告した(J Cataract Refract Surg 2005;31:202-204).遠視矯正による角膜の光学特性を検討した報告はこれまでになかったが,我々は遠視矯正LASIKが角膜の高次収差を増大させることを初めて報告した(J Refract Surg 2005;21:46-51).角膜移植後眼で角膜の形状データをフーリエ解析し,不正乱視成分を除いて矯正視力を測定する方法を開発した(Ophthalmology 2005;112:420-424).オルソケラトロジーによって角膜の光学特性がどのように影響を受けるかこれまで知られていなかったが,我々は角膜の高次収差が増大することを初めて明らかにした(Am J Ophthalmol 2005;139:429-436).遠視矯正LASIK後の眼において,角膜形状解析をフーリエ解析し,高次不正乱視が増大していることを明らかにした(Cornea 2005;24:789-792).LASIK後眼での角膜厚測定方法について,3種類の方法を比較し,その誤差について検討した(Cornea 2005;24:967-971).眼内レンズの大きな傾斜によって眼球の高次波面収差,とくにコマ収差が増大することを報告した(Am J Ophthalmol 2005;140:744-746).
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