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2005 年度 実績報告書

ネットワークを活用した顎関節症,咀嚼・嚥下障害患者の総合的診断支援システム構築

研究課題

研究課題/領域番号 16390552
研究機関新潟大学

研究代表者

櫻井 直樹  新潟大学, 医歯学系, 助手 (50251830)

研究分担者 河野 正司  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50014098)
林 孝文  新潟大学, 医歯学系, 教授 (80198845)
鈴木 一郎  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教授 (80179192)
野村 修一  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40018859)
小林 博  新潟大学, 医歯学系, 助教授 (00225533)
キーワード遠隔医療 / 遠隔歯科医療 / インターネット / 開業医 / 顎関節症 / 摂食・嚥下障害 / ホームページ / 歯科
研究概要

本研究の目的はインターネットを応用した顎関節症,咀嚼・嚥下障害患者の歯科総合診断支援システムを設計して試行することである。診断支援は歯科総合診断支援専用データテンプレートと他のデジタル臨床のデータを使用している。
歯科開業医は初めにインターネットからこの歯科総合診断支援システムに登録する。我々のホームページは2つのユーザインタフェースで構成されている。それは,非会員もアクセス可能な公開ホームページと会員限定のユーザー認証機能を持ったホームページである。この会員限定のホームページ内にログインすると,会員専用の電子掲示板システム(BBS)と歯科総合診断支援専用データテンプレートにリンクしており,大学の各科専門医と相談できるシステムとして構築されている。セキュリティに関しては,我々の大学ネットワークのファイヤーウォールと診断支援システム専用サーバーのSecure Socket Layer(SSL)を使用することで確立している。
顎関節症診断支援に関しては顎関節症診断支援データテンプレートを製作し,会員限定のホームページにリンクさせてあり,その有用性について検討中である。
咀嚼・嚥下障害患者診断支援のために,我々は市販の煎餅を用いて嚥下までの咀嚼回数を計測する簡便な咀嚼能力評価法を開発し,義歯装着患者の咀嚼能力評価に応用可能であることを検証した。また,片側咀嚼患者については,ピーナッツを用いた篩分法と咀嚼回数測定法にて検証し,自由咀嚼は片側咀嚼に比較して約10%程度,咀嚼効率が良いこと明らかにした。また,自由咀嚼は片側咀嚼に比較して咬合力唾液分泌量,臼歯部接触点の大小に関わらず,咀嚼効率が良いこと明らかにした。
今後,これらの実験データを応用して,顎関節症診断,咀嚼・嚥下能力評価について遠隔診断支援が可能になるようなホームページを構築し試行して検証し,歯科総合診断支援システムの完成を目指したい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] ネットワークを活用した顎関節症患者遠隔診断支援システム構築のための予備的調査2005

    • 著者名/発表者名
      櫻井直樹, 河野正司, 他12名
    • 雑誌名

      新潟歯学会雑誌 第35巻1号

      ページ: 29-39

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 自由咀嚼と片側咀嚼の機能的差異の検討2005

    • 著者名/発表者名
      本間和代, 櫻井直樹, 他2名
    • 雑誌名

      日本補綴歯科学会雑誌 第49巻3号

      ページ: 459-468

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 顎関節症患者遠隔診断支援システム構築のための予備的調査2005

    • 著者名/発表者名
      櫻井直樹, 河野正司, 他8名
    • 雑誌名

      日本顎関節学会雑誌 第17巻1号

      ページ: 86

  • [雑誌論文] 食塊形成能を考慮した義歯装着効果の評価2005

    • 著者名/発表者名
      本間 済, 櫻井直樹, 他2名
    • 雑誌名

      日本補綴歯科学会雑誌 113回特別号 第49巻

      ページ: 51

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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