研究課題/領域番号 |
16390580
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
原田 浩之 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助手 (40343149)
|
研究分担者 |
小村 建 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10334434)
長谷川 正午 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所・硬組織疾患ゲノムセンター, 講師 (50361697)
柳下 正樹 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70132793)
|
キーワード | がん検知システム / 蛍光ナビゲーション手術 |
研究概要 |
(1)ヒト扁平上皮癌細胞における5-ALAの有効性の検索 6種のヒト扁平上皮癌細胞を5-ALA含有DMEMにて培養し、蛍光度の評価を行った。すべての細胞において5-ALAの取り込みを認め、蛍光発光を確認した。 (2)(1)における細胞での蛍光強度の比較検討 蛍光が確認された上記細胞において、細胞種の違いによる蛍光強度の差を蛍光分光計を用いて測定した。また、上記細胞をscid mouseに移植しそれぞれの細胞の分化度と蛍光強度との相関を検索した。 (3)それぞれの細胞におけるミトコンドリア活性の検索 蛍光を発光する物質がミトコンドリアに蓄積され代謝される事がわかっているため、それぞれの細胞におけるミトコンドリアの活性をRT-PCR法を用いて検索し、(2)の結果と比較する。現在、マーカーのプライマーの作製を行っている。 (4)その他の口腔ガン細胞において特異的に高発現するタンパク質の検索 高感度で口腔ガン特異的な新規蛍光プローブの製作のために、培養口腔ガン細胞のmRNAから、がん特異的遺伝子のDNAチップ(TaKaRa)を使って、高発現する遺伝子を検索し、がん細胞の提示タンパクからなる候補を検索した。その結果は次頁の論文に掲載予定である。。
|