研究課題/領域番号 |
16390594
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中村 典史 九州大学, 大学病院, 講師 (60217875)
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研究分担者 |
服巻 保幸 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (90128083)
菊田 るみこ 九州大学, 生体防御医学研究所, 日本学術振興会特別研究員(PD)
笹栗 正明 九州大学, 大学病院, 助手 (00225898)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 多因子疾患 / 遺伝子解析 / 先天異常 |
研究概要 |
1)生命倫理委員会への申請 まず、本研究を遂行するにあたり、九州大学大学院歯学研究院生命倫理委員会に「口唇口蓋裂関連遺伝子群の解明」の研究に関する申請を行い、研究許可(15A-3)を得た。また、インドネシア、ハラパンキタ小児産科病院における口唇口蓋裂多発家系からのサンプリングについて、同施設内の生命倫理委員会に申請を行う目的で、平成16年8月ジャカルタ市を訪問し、同施設倫理委員会の許可を得た。さらに、インドネシア科学技術省への申請についても現在、準備を進めているところである。 2)資料サンプリング サンプリングを行うにあたり、九州大学病院顎口腔外科を受診する口唇口蓋裂患者の臨床データのコンピュータ管理を行い、裂型、性別、症候群の有無、多発家系や双子例等の遺伝的背景を整理した。さらに、口唇口蓋裂児およびその家族に「口唇口蓋裂関連遺伝子群の解明」の研究趣旨の理解を得るために広報活動を行い、現在、サンプル採取を継続している。 3)遺伝子解析基礎実験 同時に、遺伝子解析研究の条件決定について基礎的実験を実施し、Tグラジェントサーモグラフィを用いた遺伝子増幅条件の設定ならびに、爪からのDNA抽出採取の条件設定を行った。さらに、ハラパンキタ小児産科病院口唇口蓋裂センターにおいてインフォームドコンセントを得たうえで採取された口唇口蓋裂多発家系5家系からのサンプルを入手し、上記条件で遺伝子解析を実施した。
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