研究概要 |
マウスVEGF mRNAに相補的な21塩基二本鎖オリゴDNAを合成後、ヘアピン型siRNA発現ベクターに挿入してVEGF siRNAプラスミドDNAを構築した。これをマウス扁平上皮癌NR-S1細胞に導入し解析を行った。 in vitroにおけるsiRNA導入で90%のVEGF mRNAのノックダウン効果を認めた配列のsiRNAを治療に用いた。C3H/Heマウス皮下にNR-S1細胞を移植し、腫瘍径が3〜5mmに達した時点から遺伝子治療を開始した。 カチオニックゼラチンに10μg,20μg,50μgのvEGF siRNAプラスミドDNAを含浸させ、腫瘍結節内に投与し遺伝子治療を行った。対照群に比べ腫瘍増殖の抑制効果がみられ、これは濃度依存的な効果であった。 Anti-CD31抗体による免疫染色の結果、腫瘍局所の血管数の減少を認めた。 VEGFを標的とした扁平上皮癌の抗血管新生治療の有用性が示唆された。
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