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2005 年度 実績報告書

計画妊娠による口唇口蓋裂発生予防効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16390600
研究機関愛知学院大学

研究代表者

河合 幹  愛知学院大学, 歯学部, 名誉教授 (50064788)

研究分担者 平原 史樹  横浜市立大学, 医学部, 教授 (30201734)
酒井 映子  名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (80148254)
高戸 毅  東京大学, 医学部, 教授 (90171454)
上妻 志郎  東京大学, 医学部, 教授 (10272569)
戸塚 靖則  北海道大学, 歯学部, 教授 (00109456)
キーワード口唇裂 / 口蓋裂 / 先天異常 / 予防 / 疫学調査 / 緑黄色野菜 / 計画妊娠 / 栄養指導
研究概要

1.参加希望者ならびに医療関係者へ周知するため、本研究の概要について解説したホームページを開設した(http://www.aichi-gakuin.ac.jp/~yobou)。
2.参加者に配布するための、妊娠中の注意事項や各種栄養素摂取方法を解説した図書「計画妊娠の理解のために」の出版を行った。
3.前年度に研究分担者との間で確認した本研究の実施方法に従い、引き続き研究を実施した。口腔外科において、口唇口蓋裂家系者、即ち、新たに子供を望む口唇・口蓋裂を出産した母親へ説明を行い、参加の同意を得られた者を対象とした。参加登録を完了した者について、これまでの妊娠経過や家系などに関する調査を行った。
4.妊娠前より、担当する産科において計画妊娠についてのカウンセリングを行った上で、問診、血中ビタミン濃度を含む各種検査を実施し、貧血治療などの必要があれば指導を行い母体環境の改善を計った。
5.これと平行して、参加者は、妊娠中の注意事項や各種栄養素摂取方法を解説した図書「まだ見ぬわが子のために」を参考に、食習慣ならび嗜好品なども含めた生活改善を計るとともに、所定の小冊子を利用して毎日の食事を記録し、それを基に食物栄養学の専門家が個別指導を行った。これにより参加者は、葉酸を前回の結果をふまえ800μgとした上、ビタミン類を十分量摂取するなど、可能な限りの対応を行った上で妊娠に望むことが可能となった。
6.葉酸代謝関連酵素MTHFRのC677T多型を調べるため、同意が得られた場合は血液検査の残余の血液の提供を受け、本学ハイテクリサーチセンターに設置されている口腔疾患関連遺伝子バンクに保管した。
7.妊娠が確認されれば、妊娠経過を所定の用紙にとるとともに、定期的な検診を実施する。本症患児の妊娠が確認された場合も、治療の専門家が早期より対応した。
8.出産に至った場合、新生児に関し所定の記録を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 計画妊娠の理解のために-口唇口蓋裂予防プログラム-2006

    • 著者名/発表者名
      河合 幹, 夏目長門他
    • 総ページ数
      134
    • 出版者
      株式会社ネオ・メディク

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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