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2004 年度 実績報告書

痴呆性高齢者の義歯装着が,痴呆症状,全身健康状態およびQOLに及ぼす影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16390617
研究種目

基盤研究(B)

研究機関広島大学

研究代表者

貞森 紳丞  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (40187167)

研究分担者 濱田 泰三  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (50034244)
村田 比呂司  広島大学, 病院・講師 (40229993)
二川 浩樹  広島大学, 病院・講師 (10228140)
西村 正宏  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (00294570)
キーワード痴呆 / 高齢者 / 口腔内状態 / ADL / 痴呆の程度 / 義歯装着 / アイヒナー分類 / 縦断調査
研究概要

軽度痴呆高齢者を対象とする場合,グループホーム入居者を対象として調査した。すなわち,調査の趣旨を理解頂いたグループホームに協力をお願いし調査した。グループホームでは,今年は3施設を調査した。それぞれのグループホームでは,グループホームの存在する地域性も考慮しなければならない。各種医療機関との距離,生活に必要な環境の設備(スーパーマーケット,コンビニなど)がどのくらい整備されているのか調査を加える。これらは,痴呆高齢者の生活環境に密接に関連している。重度痴呆高齢者の場合は,単科精神病院の痴呆病棟の入所者を対象とした。この施設は,継続的に調査している。
調査協力の得られた施設では,口腔内の調査としては,歯式の記録,咬合支持による分類(アイヒナー分類),口腔ADL,カンジダによる汚染の程度の調査などを行った。義歯装着者については,義歯の取り扱いを併せて調査した。さらに,本研究・調査では,痴呆患者のQOLについても調査もした。軽度痴呆高齢者の場合,QOLを調査することは,介護者にとっても非常に有意義なことと考えられる。生きがいを調査するにあたっては,QOLを評価する尺度のものを用いて評価することもできよう。一方,重度痴呆高齢者の場合には,治療効果の判定にも使用できうると考えられる。
痴呆の程度は,改定長谷川式簡易知能評価スケールまたはNMスケールを用いて検討した。さらに,全身的健康状態は,N式ADLを用いて評価した。これも,その場限りでは評価が不安定なので,日常介護している介護職員などに記載を依頼して評価した。
現在,今年度の調査データを整理しているところであり,さらに,継続的,経年的に次年度以降も調査を行う予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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