研究課題
基盤研究(B)
8020達成のための住民の生活習慣チェック、健康づくり支援システムの開発を進めるため、愛知県飛島村において調査研究を行った。村長、飛島村すこやかセンターの保健師、歯科衛生士、村内で開業する歯科医師、海部郡歯科医師会、愛知学院大学による住民の歯の健康支援介入プログラムを計画する、「8020飛島村歯の健康づくり委員会」を6月に招集し会議を行った。また、村の健康診断において口腔の健診および歯の健康づくり得点の調査を行なった。健診会場では、8020歯のさわやか手帳に生活習慣や口腔内の状況を記録した。初年度の得点の低い者、すなわち15点以下の者を対象とし、その3分の1の対象者には、歯科衛生士による各個人への訪問を行い、生活習慣や口腔の健康について指導を行った。この際、持ち運ぶことができる口腔内の状況を観察記録するためのパーソナルコンピュータと口腔内カメラのセットを作成し、これを歯科衛生士が携帯し指導に用いた。個人への指導に先立ち、村の広報を利用し、村民へ今回の健康づくり支援について周知を行った。実際には、各個人に訪問する日時の予約をとり、各対象者の自宅へ訪問を行い、生活習慣指導や口腔内の健康を保つための指導を行った。また、残りの3分の2の対象者には健康づくりのための情報提供としてすでに作成した歯の健康づくり得点向上のためのオリジナルのリーフレットを作成した。これらを3分の1の対象者には年1回、残りの3分の1の者には年3回に分けて送付し、健康づくり支援を行った。その結果、年1回リーフレットを送付する群に比べ、歯科衛生士が訪問する群、年3回リーフレットを送付した群の方が歯の健康づくり得点が高い傾向が見られ、口腔の健康づくりに寄与していた。
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