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2005 年度 実績報告書

医療における倫理的問題解決への看護職の関与に関する行動指針の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16390628
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

高田 早苗  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (50226784)

研究分担者 井部 俊子  聖路加看護大学, 看護学部, 学長 (50365839)
野嶋 佐由美  高知女子大学, 看護学部, 教授 (00172792)
太田 喜久子  慶應義塾大学, 看護学部, 教授 (60119378)
手島 恵  千葉大学, 看護学部, 教授 (50197779)
寺山 範子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (60336469)
キーワード臨床倫理委員会 / 調査研究 / 質問紙調査 / 行動指針 / ワークショップ
研究概要

本研究の目的は、医療施設における倫理的問題の解決に対する看護職の関与の現状と課題を明らかにし、臨床倫理委員会の設置・活動に対する看護職の積極的な貢献のための行動指針を作成することである。本年度は以下の2つの活動を行った。
1.臨床倫理委員会設置のための行動指針(案)の作成
(1)臨床倫理委員会の設置/準備状況と看護職委員の有無・人数。臨床倫理委員会の開催頻度・申請件数・主な申請内容などに関する質問紙調査と、(2)現在倫理委員会を設置している医療機関における設置の経緯および看護部の関与、活動内容に関する面接調査の結果をまとめ、第9回日本看護管理学会年次大会で発表した。2つの調査結果を、研究代表者が委員長を努める日本看護協会の倫理検討委員会に資料として提示し、「臨床倫理委員会活用の行動指針-看護職に向けて」の案を作成した。行動指針は(1)設置を予定している(その考えのある)施設を念頭におき、看護部を中心とする、臨床倫理委員会立ち上げに向けての「行動指針」(2)臨床倫理委員会委員を務める看護職の活動を効果的なものとするための「行動指針」(3)現場の看護職が直面する倫理的問題を解決するために、臨床倫理委員会を効果的に活用するための「行動指針」の3つで構成されている。
2.倫理委員会の立ち上げ準備
臨床倫理委員会設置のための行動指針(案)の作成と並行して、規模、設置主体の異なる3つの病院で倫理委員会の立ち上げ準備を行っている。倫理委員会の設置に向けて、中心となるメンバーを育成すること、看護スタッフ一人一人が看護倫理を身近に感じられることを目指し、各施設で倫理ワークショップ(倫理的ジレンマを含む事例について、倫理綱領や倫理原則等を参考にしながらグループワークにより問題解決への道筋を考え意思決定するというもの)を実施している。
平成18年度は「行動指針」を完成させ、現在、土壌開拓をしている3病院で試用・評価を行う予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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