研究課題/領域番号 |
16390633
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
溝口 満子 東海大学, 健康科学部, 教授 (00287103)
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研究分担者 |
守田 美奈子 日本赤十字看護大学, 教授 (50288065)
西村 ユミ 静岡県立大学, 看護学部, 助教授 (00257271)
前田 泰樹 東海大学, 総合教育センター, 助教授 (00338740)
小笹 優美 東海大学, 健康科学部, 助手 (40420955)
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キーワード | 遺伝問題 / 学習プログラム |
研究概要 |
研究2年目として以下のことを実施した。 1.昨年実施した一般の人を対象にした遺伝問題についての認識のありかたについて、以下のようにまとめをした。 1)「遺伝」を考える視点の発見の仕方は、(1)語らいの中で自らの前提を問い直す(2)遺伝について知ること自体が、すでに遺伝問題の渦中に身を置くことになることへの気づきからなされていること。 2)自分の世代では未だ経験していないことは実感できないことであり、垂直(親子)・水平(兄弟・姉妹・いとこ)関係の中で背負う責任については想像力が求められる。 2.今年度は、若い世代に焦点を当ててプログラム作成のための基礎調査と、学習方法に関する情報収集をした。 1)大学生を対象に、学習プログラム実施時の問題を探るためフォーカスグループインタビューを実施した。その結果、プログラムに関心を持つ人は潜在的当事者である可能性が高いことが予想され、知識を得ることで、新たに悩みが深くなってしまう場合もありうる。間違った知識について語られている場合は、知識の提供が必要となるであろう。また、参加プロセスでは、参加者の不確実なもの(グレーゾーン)に対する耐性を高めるよう支援する必要がある。 2)学習プログラムは、参加者が問題に気づき、自発的に学べるようにファシリテーターの役割が重要となる。インフォームドコンセント場面を提示し、ロールプレイとディスカッション、必要に応じたミニレクチャーを取り入れ、学習プロダクツとして形になるように計画する。
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