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2006 年度 実績報告書

乳がん患者に対する情報提供を中心としたセルフケア支援プログラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16390639
研究機関徳島大学

研究代表者

雄西 智恵美  徳島大学, 医学部, 教授 (00134354)

研究分担者 今井 芳枝  徳島大学, 医学部, 助手 (10423419)
川西 千恵美  徳島大学, 医学部, 教授 (40161335)
森本 忠興  徳島大学, 医学部, 教授 (10112244)
佐藤 正美  東海大学, 健康科学部, 助教授 (60279833)
高橋 奈津子  東海大学, 健康科学部, 助手 (10328180)
キーワード乳がん患者 / 情報提供 / 情報ニード / がん看護 / セルフケア
研究概要

今年度は以下の点について研究を進めた。
1.乳がん患者への情報提供プログラムとしての「乳がん患者のための情報ファイル」の有用性の検証
有用性の検証に先立ち、作成したファイルについて、わかりやすさ、有用性、内容の妥当性などについて検討し、文字情報をイラストへの置き換え、文字情報に写真情報の追加、わかりやすいイラストへの置き換えなどを行い、内容の一部を修正した。予定より遅れているが、これらをもとに検証にむけた調査の準備中である。
2.乳がん患者に対する看護職による情報提供の実態調査
本調査では、乳がん患者の看護に携わっている看護師を対象に、乳がん患者に対する情報提供の考えとその実際を調査し、看護職による情報提供の実態を明らかにすることを目的とした。乳がん手術の年間100件以上の140施設を対象に本調査への協力依頼を行い、68件の回答を得た。医師による患者説明時の看護師の関与については「病名告知」で"いつも・ほとんど同席する"が36%と最も高く、次いで「手術の説明と同意」、「手術結果の説明」、「化学療法の説明と同意」、「放射線療法の説明と同意」の順であった。看護師が乳がん患者に対して行う情報提供内容で、「術後の日常生活の注意点」は"いつもしている"80.3%と最も多く、次いで「術前患者に対する手術後の経過」「化学療法実施中の健康管理方法・副作用対策について」の順であった。また、情報提供について、医師や部門との連携・調整はできているが、「乳がん患者が必要としている情報提供が適切にできている」と回答したものは少なく、納得のいくケアになっていないことが示唆された。本件について、質的な調査方法で実施する準備中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 自己実現のためのサポーティブケア-進行性乳がん患者のケアを通して-2007

    • 著者名/発表者名
      郡 利江
    • 雑誌名

      日本がん看護学会誌 21 Supplement

      ページ: 125

  • [雑誌論文] 看護技術のコツ:健側に点滴が入っている場合、麻痺側・乳がんの患側で血圧を測定していい?2006

    • 著者名/発表者名
      川西 千恵美
    • 雑誌名

      ブチナース 15(15)

      ページ: 29

  • [雑誌論文] ギモン解決Q&A:乳がん術後10年日の患者さん。「患側での血圧測定や採血は止めて」との訴えがあったのですが2006

    • 著者名/発表者名
      川西 千恵美
    • 雑誌名

      Expert Nurse 22(15)

      ページ: 14

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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