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2004 年度 実績報告書

施設入居高齢者の運動機能と高次脳機能に着目した積極的環境科学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 16390648
研究種目

基盤研究(B)

研究機関長野県看護大学

研究代表者

楊箸 隆哉  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (90191163)

研究分担者 岩月 和彦  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20004666)
北山 秋雄  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (70214822)
堀内 美和  長野県看護大学, 看護学部, 助手 (90381714)
本田 智子  長野県看護大学, 看護学部, 助手 (50325726)
藤原 孝之  NPO健康科学研究開発センター, 理事長 (40181416)
キーワード高齢者 / 健康評価 / 運動能力 / 高次脳機能評価 / Elder Person / Health Assessment / Exercise / Assessment of Higher Brain Function
研究概要

本年度は、研究における初年度として、本研究に関係する文献などの情報を収集すること、および調査のための基礎実験を行うことを主目的とした。
1.情報収集における成果
施設における健康評価の総合的なアセスメントツールとしては、すでに***があるが、項目が多岐にわたるので、それを参考にしながらも、より簡易的なアセスメントツールが必要であることが明らかになった。また、先行研究による有名な健康評価ツールとして、東大式THIというツールが有用であると思われたが、アンケートによる評価方法であるため、本研究が主眼とする、実際の運動機能・高次脳機能を評価するものとしては不足であると思われた。さらに、グループホームにおいて、試行実験として下肢筋力やバランス能力などを主体とする身体能力テストを行い、レーダーチャートを作成してみたところ、個人の身体能力の特徴がよく表現されることが明らかとなった(前田、楊箸、大平、藤原、2004)。
2.基礎実験における成果
上肢・下肢における筋群の疲労回復能力を推定するための基礎実験として、本年度の科研費で購入した酸素モニタを用いて、上肢における運動前・中・後の酸化ヘモグロビン、還元ヘモグロビンの変化から、血行動態を推定した。実験では、疲労回復の主観評価と、実際の握力とから、その時の疲労回復程度を推定し、酸素モニタによる血行動態と比較した。酸素モニタは、筋肉における血液量の変化をよく反映すると考えられたが、酸素の供給・消費状態は、血液量の変化にも影響され、推定が難しかった。しかし、他の指標との組み合わせにより、酸素モニタを用いて筋肉の血行状態や、疲労回復の程度を推定することが可能であると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢者の日常生活活動評価の方法と、グループホームへの適用2004

    • 著者名/発表者名
      前田満雄, 楊箸隆哉, 澤田泰子, 大平雅美, 藤原孝之
    • 雑誌名

      臨床看護11 リハビリテーション看護 30(13)

      ページ: 2157-2167

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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