研究課題/領域番号 |
16401004
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山本 宏子 岡山大学, 教育学部, 教授 (70362944)
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研究分担者 |
徳丸 吉彦 放送大学, 教養学部, 教授 (00017138)
鈴木 正崇 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (10126279)
垣内 幸夫 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50117420)
細井 尚子 立教大学, 社会学部, 助教授 (40219184)
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キーワード | 国際研究者交流 / 太鼓 / 中国・インドネシア / 海の道 / 口唱歌 / 口太鼓 / 伝承システム / 音楽 |
研究概要 |
本年度はインドネシアと中国でフィールドワークをおこなった。インドネシアでは、研究代表者山本、分担者徳丸・鈴木・垣内・細井に加え、共同研究者のサットン、研究協力者山口修(大阪大学名誉教授)・皆川厚一(神田外語大学講師)のフルメンバーで、学術討論会とフィールドワークをおこなった。太鼓知識伝承に対して、各メンバーがこれまでにおこなってき研究についての共通理解をおこなった。ウブド地域では、種々の芸能のVTR収録とおこなった。またそれらの芸能における太鼓伝承者、舞踊伝承者に対してインタビューおこない、伝統的な伝承システムについての基本的パターンの抽出をし、記録を作成した。トゥンガナン村では先住民族がどのように伝承を維持しているか、早朝から深夜におよぶ儀礼と芸能の参与観察をおこなった。中国泉州では、垣内が、糸操り人形劇の表現方法についての基本資料収集をおこなった。山本は上海音楽学院の李民雄教授から、京劇における鑼鼓経のシステムについての聞き取りをおこなった。 昨年度の調査データをあわせて、アジアにおける太鼓技法の伝承の様相を明らかにするに資する資料収集成果を充分にあげられたと考える。
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