研究概要 |
1,予備調査によるデジタル画像のアジャスティングとウェブ公開用データの作成を実施した。また、このデータをサンプルデータとして、カタロギング作業のシミュレーションを開始した。日本語のカタログデータをもとに、ローマナイズし,ヴィクトリア&アルバートミュージアムに送付し、主任学芸員による英語版解説のサンプルを作成したうえで,博物館データベース部門によるデータ取り込実験を行った。また、立命館大学アート・リサーチセンター内のサバーにより日本語版データベースのβ版を稼働を開始した。ただし、英語版(ローマナイズ版)データベースについては、β版は来年度送りとする。 2,8月〜9月にかけて第1回英国ヴィクトリア&アルバート博物館の現地調査を実施。 1)原本による書誌情報のチェック。2)最重要課題である原本請求番号のデジタルファイル名化実現。3)撮影画質チェック作業を実施した。4)デジタル撮影作業を実施し、約7000枚の画像を作成した。帰国後、デジタル画像のアジャスティングとウェブ公開用データの作成を行ない、博物館に納品した。 3,2月〜3月にかけて第2回現地調査を実施。帰国後、画像のアジャスティングと公開用データの作成を継続して行なっている。 4,上記2回の現地調査分について、カタロギング作業を継続して遂行している。 5,ヴィクトリア&アルバート博物館の他、代表的な機関を訪問調査し(日本浮世絵博物館、ボストン博物館、大英博物館など)関連資料との突合せによるカタロギングデータの精度向上をはかった。
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