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2005 年度 実績報告書

地域社会の文化遺産から探るイスラーム陶器の文化的変遷

研究課題

研究課題/領域番号 16401016
研究機関金沢大学

研究代表者

佐々木 達夫  金沢大学, 文学部, 教授 (60111754)

研究分担者 佐々木 花江  金沢大学, 埋蔵文化財調査センター, 助教授 (40303276)
キーワード陶磁器 / イスラーム陶器 / アラビア半島 / 中国陶磁器 / 東南アジア陶磁器
研究概要

平成17年度に実施した研究は、平成16年度の継続が中心である。とくに今年度は佐々木がすでに発掘調査した遺跡出土イスラーム陶器のうち、シャルジャ国立博物館、フジェイラ国立博物館に保管されたものを重点的に研究した。研究方法は博物館倉庫内に積み上げた資料から今回の研究に使う陶器を抽出し、それらを撮影、実測、記述し、さらに関連資料について、他の博物館の調査を行った。博物館内での作業が中心となったが、新たな遺跡踏査も現地情報を得ながら実施した。9世紀から18世紀に至るイスラーム陶器の変遷資料をコンピュータ内に並べ、これまで継続してきた科学的分析や文様研究も日本国内で併せて実施した。こうした資料をもとに型式分類による第1次仮説的編年表の仮作成が進んでいる。同時に細部にわたる小さな問題点を取り上げた論文をいくつか作成した。年代研究は同時出土の中国陶磁器との比較研究に依るところが大きく、中国国内の竜泉窯跡出土品の調査も実施した。イスラーム陶器の年代と産地研究が進んでいる。欧米博物館に保管されている関連陶器資料の調査も実施した。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] アルバニア・マケドニアのヘレニズム〜ビザンツ時代遺跡と出土品2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木花江
    • 雑誌名

      第12回ヘレニズム〜イスラーム考古学研究 12

      ページ: 76-82

  • [雑誌論文] 発掘資料解釈と景観復元によるジュルフアルの都市的性格検証2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      オリエント 48-1

      ページ: 26-48

  • [雑誌論文] ペルシア湾岸遺跡出土の陶磁器2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      東洋陶磁 34

      ページ: 13-30

  • [雑誌論文] ルリーヤ砦出土13世紀末のイスラーム陶器2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      西アジア考古学 6

      ページ: 151-165

  • [雑誌論文] アラブ首長国連邦オマーン湾岸のイスラーム時代町跡2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      金沢大学文学部論集史学・考古学・地理学篇 25

      ページ: 39-192

  • [雑誌論文] ジュルファールの都市性2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      オリエント 47-2

      ページ: 176-177

  • [雑誌論文] フジェイラ首長国のフジェイラ町跡2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      平成16年度今よみがえる古代オリエント・第12回西アジア発掘調査報告会報告集 12

      ページ: 92-96

  • [雑誌論文] 災害が作る遺跡2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 雑誌名

      金大考古 47

      ページ: 8-9

  • [図書] ペルシア湾と砂漠を結ぶ港町『港町と海域世界』2005

    • 著者名/発表者名
      佐々木達夫
    • 総ページ数
      398(269-296)
    • 出版者
      青木書店

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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