研究課題/領域番号 |
16401024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
町田 宗博 琉球大学, 法文学部, 教授 (10145518)
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研究分担者 |
仲程 昌徳 琉球大学, 法文学部, 教授 (50044863)
宮内 久光 琉球大学, 法文学部, 教授 (90284942)
鍬塚 賢太郎 琉球大学, 法文学部, 准教授 (40346466)
大石 太郎 琉球大学, 法文学部, 講師 (70433092)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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キーワード | 沖縄 / 移民 / 移動 / 南洋 / 景観 / 第2次世界大戦 / ダバオ / ニューカレドニア |
研究概要 |
研究の目的は、1.沖縄県出身者の移動現象そのものを解明すること。2.沖縄県出身移民が南洋の地域形成に、どのように関与していたのかを空間的に解明すること。3.沖縄県出身移民の生活経験を、彼ら自身あるいは現地住民の証言から記録をとること。4.内南洋と外南洋で沖縄県出身移民の形態を比較すること。以上の四点である。 移動現象については、沖縄県庁所蔵の「引揚者在外事実調査票(1万3千人分の情報記載)」をデータベース化することによって、その輪郭が明らかになった。また、沖縄県出身移民など日系移民により構築されて施設が、ニューカレドニアのヌーメア等でみられるように現在の市街地でも活用されていることを確認した。第二次世界大戦は、沖縄県出身移民に多くの犠牲者を出すこととなった。内南洋では、そのほどんとが日本・沖縄へ引き揚げたが、外南洋(ニューカレドニア)では戦争勃発とともに家族が離散し、残留沖縄県系人が発生した。これらの地域と沖縄とでは、ダバオ会等の組織にみられるように沖縄と現地のつながりが現在でも維持され、ニューカレドニアでは、残留沖縄県系人の存在を契機として、沖縄に友好協会が設立された。
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