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2004 年度 実績報告書

医療特許に関する法理論的・経験的考察-バイオテクノロジー関連特許の観点から-

研究課題

研究課題/領域番号 16402006
研究種目

基盤研究(B)

研究機関香川大学

研究代表者

潮海 久雄  国立大学法人香川大学, 法学部, 助教授 (80304567)

キーワード特許 / 医療 / バイオテクノロジー / 国際情報交換(イギリス) / 国際情報交換(ドイツ) / 国際情報交換(アメリカ)
研究概要

国内で行われた国際シンポジウム等に参加し、インタビュー等をとおして、バイオテクノロジー関連発明の分野における物の発明と方法の発明の区別、欧州特許法およびコモンウェルスの特許法とわが国特許法の比較の視点、バイオテクノロジー関連特許の倫理的側面について、一定の知見を得た。また、本研究課題は、経営、法律、医療、科学技術、政治経済学に関わる学際分野であり、かつ、特許法の諸制度、法理論上の多くの問題と関わっている。そこで、これらの多角的な観点から、アメリカ(ハーバード大学ロースクール、同医学部、カリフォルニア大学サンフランシスコ校メディカルセンター)、イギリス(シェフィールド大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学)、ドイツ(ミュンヘン大学、マックスプランク知的財産法研究所)での海外における文献収集、インタビュー等の調査を通じて、医療方法の特許、バイオテクノロジー関連発明特許を認めるメリット、デメリットを洗い出した。今後の課題としては、分析を加える観点を、特許制度が財産的情報を保護しているという視点に焦点をあてた上で、医療方法の特許の保護を検討し、その基礎をささえるクレーム解釈、強制実施権、ソフトウェア関連発明、データベースの法的保護について研究を進める。同時に、再生医療等、バイオテクノロジー技術に関連する最先端医療についても個別実態調査を行い、各論の研究も進め、上述の法制度に関する研究との関連づけを図る予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] デジタル情報契約と著作権法の関係:序章的考察2004

    • 著者名/発表者名
      潮海 久雄
    • 雑誌名

      Law & Technology 24号

      ページ: 26

  • [雑誌論文] 大陸法(ドイツ法・フランス法)からみたわが国職務著作制度-比較法の視点から-2004

    • 著者名/発表者名
      潮海 久雄
    • 雑誌名

      著作権研究 30巻

      ページ: 99

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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