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2004 年度 実績報告書

グローバル時代におけるフィリピン地方社会と制度

研究課題

研究課題/領域番号 16402009
研究種目

基盤研究(B)

研究機関鹿児島大学

研究代表者

西村 知  鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (20253388)

研究分担者 川田 牧人  中京大学, 社会学部, 助教授 (30260110)
川中 豪  アジア経済研究所, 地域研究センター, 副主任研究員
関 恒樹  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助手 (30346530)
キーワードフィリピン / 地方 / グローバル / 制度 / 知識 / エリート / 移動
研究概要

平成16年度は、研究代表者、各研究分担者が各研究テーマに沿った文献収集や海外調査おこなった。また、国内研究会を数回開き、研究の経過報告等をおこなった。詳細は以下のとおりである。
西村は平成16年度8月10日より、9月19日までフィリピンにおいてアグリビジネス、農産物(密)貿易のフィリピン農業への影響をテーマとして資料収集、調査をおこなった。イサベラ州では地方政府と国内資本によるキャッサバの契約栽培、ベンゲット州では野菜の密貿易、カガヤンデオロ州においては農業コンサルタント会社と国内資本によるジャガイモ生産の現状を調査した。また海外研究協力者のアルバート・アキノ氏と共同研究の組み立てに関する意見交換を行った。川田は日本国内でメディアをめぐる生活実践のありかたに関する文献収集をおこなうとともに研究の新たな視角を模索した。川中は、平成16年1月9日より18日まで、おもにマニラにおいて予算過程に焦点を当てて国家資源分配の政治過程に関する研究調査をおこなった。その際、フィリピン大学、アテネオ・デ・マニラ大学での資料収集に加え、大統領府、上院・下院の担当部局において、インタビューおよびデータの収集を行った。関は、平成16年2月22日より3月20日までビサヤ海域社会の生活戦略とアイデンティティー形成に関する研究調査を行っている。
国内の第一回研究会(平成16年度7月17日)では、共通テーマの理解を深めること、共通のメソドロジーを構築する試みをおこなった。第二回(平成17年1月6日)は、今後の研究における各自の位置づけに関する議論をおこなった。第3回(平成17年1月29日)は西村、川中の調査報告、今後の研究の方向性に関する議論をおこなった。また、フィリピンの政治を研究する信州大学の美甘氏を招き、共同研究に関する助言を受けるとともに情報交換をおこなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Issues of Agriculture and Environment in the Philippines : Hacienda Luisita, Illegal Logging and Smuggling of Vegetables2005

    • 著者名/発表者名
      Satoru NISHIMURA
    • 雑誌名

      Journal of Far Eastern Business and Economy Vol2.No.2(in printing)

      ページ: 91-105

  • [雑誌論文] グローバル時代の東南アジア農業-フィリピン農村の野菜契約栽培の事例を中心として-2004

    • 著者名/発表者名
      西村 知
    • 雑誌名

      経済学論集 第62号

      ページ: 1-19

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Modernization of Agriculture and Agribusiness in the Philippines2004

    • 著者名/発表者名
      Satoru NISHIMURA
    • 雑誌名

      Journal of Far Eastern Business and Economy Vol2.No.1

      ページ: 15-33

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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