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2005 年度 実績報告書

グローバル時代におけるフィリピン地方社会と制度

研究課題

研究課題/領域番号 16402009
研究機関鹿児島大学

研究代表者

西村 知  鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (20253388)

研究分担者 川田 牧人  中京大学, 社会学部, 助教授 (30260110)
関 恒樹  広島大学, 大学院・国際研究協力科, 助手 (30346530)
美甘 信吾  信州大学, 経済学部, 講師 (90377614)
キーワードフィリピン / グローバル / 地方社会 / 制度
研究概要

研究代表者および研究分担者は、2005年7月(7/9-7/10)において今年度の研究計画等について、2006年12月(12/17-12/18)には中間報告について東京で研究打ち合わせ会をおこなった。各メンバーの個別の活動内容は以下のとおりである。西村は2005年12-2006年1月(12/22-1/7)にタルラック市のサトウキビ農園における農業労働者のストライキに関する調査の準備をおこなった。まず、海外研究協力者のアキノ氏とロスバニョス市において調査の期日、手法に関する素案を作り、タルラック市においては調査場所の選定、調査者へのコンタクトなどをおこなった。2006年2月(2/18-2/23)には研究分担者・川田とともにタルラックにおいて農業労働者のストライキに関連する情報や意見を農業労働者によるグループ・ディスカッションによって得た。川田は2006年1月(1/9-1/15)ならびに2月(2/18-2/25)にそれぞれ、セブ市とタルラック市において、地方社会におけるメディアの社会的位置に関する現地調査をおこなった。とりわけタルラックにおける調査は研究代表者・西村知と共同でおこない、ルイシータ農園におけるストライキの際、地元メディアならびにマニラ首都圏のメディア各局がどのような報道活動をおこなったかについて、番組制作者や放送局長などから聞き取り調査をおこない、報道活動の実態や局ごとの扱いの相違などについて知見を得た。美甘は、2005年8月(8/15-9/4)に現地調査をおこない、税制問題にしぼり、文献・議会資料等の収集、官僚等政策担当者に対するインタビュー調査を行った。また、同時に現地出版物の収集を行い、日本語文献・英語文献を含め12月の研究会で報告を行った。さらにこの報告を基に、論文を執筆中である。関は、2005年8月から9月(8/3-9/5)にかけてマニラ首都圏にて看護士資格取得を目指すミドルクラスの人々を主な対象とし、彼らの移住の動機、ライフヒストリー、トランスナショナルな空間に彼らが維持する親族友人のネットワークとその活用のあり方などに関し、インタビューを行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 金融・銀行業の安定化-構造・政策の変化とその要因分析『ポスト・エドサ期のフィリピン』2005

    • 著者名/発表者名
      美甘信吾(川中豪編)
    • 総ページ数
      38
    • 出版者
      アジア経済研究所

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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