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2004 年度 実績報告書

南太平洋伝統社会における持続的開発に関する世帯・共同体調査

研究課題

研究課題/領域番号 16402012
研究種目

基盤研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

高崎 善人  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (00334029)

キーワード国際研究者交流 / フィジー / 開発経済学 / 資源経済学 / ミクロ経済学 / 共同体 / 持続的開発 / 世帯調査
研究概要

本研究の目的は、フィジーの伝統的農漁村において、持続的開発に関する世帯・共同体調査を実施し、世帯における生業および貧困と、共同体(村と血縁関係)における集団活動、互酬性、土地・資源の所有、管理との間の構造的、動態的関係を検証することである。研究実施計画に従い、今年度は以下の研究を実施した。
1.第一回世帯・共同体調査データ入力・分析〜平成15年度に実施した第一回調査データの入力、クリーニング作業を行い、データベースを構築した。
2.文献調査〜第一回調査データにもとにずく最初の分析テーマとしてリスクシェアリング、互酬性、ソーシャルキャピタルを取り上げ、広範な文献調査を実施した。また、第二回調査ならびに調査票の立案に向けて、関連する調査ならびに調査手法に関する文献調査を行った。
3.論文作成〜サイクロンの被害に対して、村ならびに血縁関係におけるリスクシェアリングがどのように機能したかを計量的に分析し、伝統儀式の経済的役割に関して新たな知見を得た。その成果を発表するセミナーを国内で2回開催した。
4.二次データ収集〜多くの現地政府担当者と面談し、政府機関に分散している関連データを特定、整理するための準備作業を行った。
5.第二回世帯・共同体調査準備〜ザカウドロベ州政府、海外共同研究者(南太平洋大学)との打ち合わせを行った。特に、調査概要のコンセンサス作り、調査計画作り、設備・施設ならびに人員の配備、調査村の抽出に関する予備作業を行った(本調査は平成17年度に実施予定)。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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