研究課題/領域番号 |
16402015
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
石田 浩 関西大学, 経済学部, 教授 (70148493)
|
研究分担者 |
川井 悟 プール学院大学, 国際文化学部, 教授 (80177633)
小島 泰雄 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 助教授 (80234764)
瀋 志仁 大阪明浄大学, 観光学部, 助教授 (10340879)
陳 禮俊 山口大学, 経済学部, 助教授 (00314790)
滝田 豪 大阪国際大学, 法政経学部, 講師 (80368406)
|
キーワード | 内陸農村 / 農協の零細経営 / 農外就労 / 農外収入 / 農村工業の未発達 / 出稼ぎ / 劣悪な教育環境 / 政府の農村投資(輸血から造血へ) |
研究概要 |
本年度の研究実績は以下の通りである。まず、定例研究会は申請書通り5月29日と6月25日、7月23日、9月25日、11月14日、12月27日〜29日の計6回行い、中国内陸農村に関する農家アンケート表と入手すべき統計表の作成、文献資料の輪読と、調査後は調査データに基づいた各自の研究報告と討論を実施した。第6回研究会は研究合宿を行い、フル・ペーパーに近い論文で報告を行い、原稿完成を目指して討論を行った。農村調査は8月に10日間〜3週間の日程で、石田・川井・小島・陳・滝田の5名と研究協力者の大学院生3名の計8人が重慶市に入った。ところが、サッカーのアジア・カップや農民暴動等により治安上の問題が発生し、重慶社会科学院が準備した調査地は急遽取り止めとなった。そこで、日本政府の草の根援助とかかわる貧困農村、具体的には重慶市の黔江・酉陽・武隆・銅梁の各農村と四川省広漢等を訪問してインタビューを行った。また、外資の重慶投資状況や重慶経済事情に関して重慶市対外貿易経済委員会や日本大使館重慶事務所、ジェトロ重慶事務所、日系企業等で聞き取りを行った。さらに、メンバーは分担して重慶図書館等で膨大な資料の収集をし、その後は石田と陳が成都市に入り、四川省簡陽市鎮金鎮彭廟村で農村実態調査を実施した。本プロジェクトに基づく研究成果は、既述したように研究合宿において報告したが、今後は各学会で研究報告を行ったり、学会誌に投稿したりしていく予定である。
|