• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

オーストラリアの大都市に住む高齢者の社会的支援ネットワークの研究

研究課題

研究課題/領域番号 16402027
研究種目

基盤研究(B)

研究機関岡山大学

研究代表者

野邊 政雄  岡山大学, 教育学部, 教授 (90218347)

研究分担者 水上 徹男  立教大学, 社会学部, 助教授 (70239226)
馬渕 仁  大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (20249402)
キーワードパーソナル・ネットワーク / 社会関係 / 高齢者 / メルボルン / 主観的幸福感 / 生活満足度 / ライフヒストリー / 社会的支援ネットワーク
研究概要

1 野邊、水上、馬渕は夏休みにメルボルンに行き、高齢者に聞き取り調査をおこなった。5人の高齢女性に日常生活やライフヒストリーについて聞き取り調査ができた。これにもとづいて属性、社会的支援ネットワーク、生活満足度、幸福感を調査項目とすることに決め、英文の質問を作成した。そのあと、海外共同研究者のHealyに英語の校閲をしてもらい、英文の調査票の最終稿を作成した。次に、2001年に実施された国勢調査の結果を検討しながら、2005年と2006年にその調査票を用いて標本調査をおこなう調査地を選定した。そして、調査地についての統計的なデータを収集した。さらに、調査地の歴史についての書籍を古書店で購入した。それから、標本調査を引き受けることができる調査会社に標本調査はどのくらいの費用がかかるか問い合わせをおこなった。あわせて、調査会社と標本調査の調査実施について詳細を話し合った。水上はメルボルンだけでなく、ブリスベンにおいても高齢者の事例調査をおこなった。
2 海外共同研究者のHealyは10月末に来日し、約1ヵ月日本に滞在した。滞在期間中に、日本の高齢者についての資料を収集するとともに、野邊、水上、馬渕と研究の進め方について話し合いをおこなった。
3 野邊はメルボルンの特徴を明確にするために、メルボルン滞在中にモナシュ大学図書館等でメルボルン住民の社会階層についての時系列デ-タを集めた。このデータを分析し、「メルボルンの階層変動」という論文を執筆し、学会誌に投稿した。その論文は、現在審査中である。また、野邊はメルボルンにおいて聞き取り調査で集めた高齢女性の日常生活とライフヒストリーについてのデータを分析し、別の論文を現在執筆中である。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi