研究課題
今年度は、夏季にこれまでの進捗状況の報告と今年度の方針について全員の報告会を開催した。そこで、友枝敏雄教授、熊田教授、中西助教授のイギリス調査、熊田俊郎教授の中国調査が決定した。藤田は友枝教授に同行するとともに、イギリスからすると植民地として独自の公共観が見られるインドの公共性について、道路の利用形態を中心として調査した。それは前年からの中国の公共観がアングロサクソン圏どう変容しているのかを、中華街を焦点に当てながら研究を進めていることから派生したものである。イギリスでは夏季ケンブリッジ大学のフィッウイリアムカレッジに拠点をもうけ、昨年と同様にケンブリッジ大学中央図書館小山騰日本部長の協力を得てヒアリングと資料収集を行なった。また、熊田教授はイギリスから帰国後すぐに北京に出張し、以前熊田教授が派遣教授として1年間勤務していた北京外国語大学周辺の街並みの変化を調査した。さらに中西助教授は冬から春にロンドンで福祉の調査を行なった後、ブライトン大学、カンタベリー大学を訪問した。藤田は3月に台北で公私のせめぎ合いの場となっている「騎桜」調査を行なった。また、台湾大学の歴史部門に張文昌博士ほかを訪問するとともに、高雄の第一科学技術大学応用日語系の劉伯雲教授に台湾の公共性と日本の公共性の相違について教授を受けるとともに、学長(校長)を表敬訪問し今後の協力を要請した。
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比較法文化 15
ページ: 23-33
共同性の地域社会学
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社会科学の研究 5723.45
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地域社会学の視座と方法 1
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関東都市学会年報
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大久保, 中西編 地域社会へのまなざし
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