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2006 年度 実績報告書

英国・中国・日本における「公共性」の相異に関する比較社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16402029
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

藤田 弘夫  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (60156875)

研究分担者 友枝 敏雄  大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (30126130)
田中 重好  名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (50155131)
熊田 俊郎  駿河台大学, 法学部, 教授 (10195521)
石井 秀夫  帝京大学, 文学部, 助教授 (30168174)
中西 典子  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (90284380)
キーワード公共性 / パブリック / プラベイト
研究概要

今年度は、夏季にこれまでの進捗状況の報告と今年度の方針について全員の報告会を開催した。そこで、友枝敏雄教授、熊田教授、中西助教授のイギリス調査、熊田俊郎教授の中国調査が決定した。藤田は友枝教授に同行するとともに、イギリスからすると植民地として独自の公共観が見られるインドの公共性について、道路の利用形態を中心として調査した。それは前年からの中国の公共観がアングロサクソン圏どう変容しているのかを、中華街を焦点に当てながら研究を進めていることから派生したものである。
イギリスでは夏季ケンブリッジ大学のフィッウイリアムカレッジに拠点をもうけ、昨年と同様にケンブリッジ大学中央図書館小山騰日本部長の協力を得てヒアリングと資料収集を行なった。また、熊田教授はイギリスから帰国後すぐに北京に出張し、以前熊田教授が派遣教授として1年間勤務していた北京外国語大学周辺の街並みの変化を調査した。さらに中西助教授は冬から春にロンドンで福祉の調査を行なった後、ブライトン大学、カンタベリー大学を訪問した。藤田は3月に台北で公私のせめぎ合いの場となっている「騎桜」調査を行なった。また、台湾大学の歴史部門に張文昌博士ほかを訪問するとともに、高雄の第一科学技術大学応用日語系の劉伯雲教授に台湾の公共性と日本の公共性の相違について教授を受けるとともに、学長(校長)を表敬訪問し今後の協力を要請した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中華ナショナリズムの起源2008

    • 著者名/発表者名
      熊田 俊郎
    • 雑誌名

      比較法文化 15

      ページ: 23-33

  • [雑誌論文] 共同性の地域社会学2007

    • 著者名/発表者名
      田中 重好
    • 雑誌名

      共同性の地域社会学

      ページ: 315

  • [雑誌論文] 都市の歴史社会学と都市社会学の学問構造2006

    • 著者名/発表者名
      藤田 弘夫
    • 雑誌名

      社会科学の研究 5723.45

      ページ: 117-136

  • [雑誌論文] 地域社会と地域社会学2006

    • 著者名/発表者名
      藤田 弘夫
    • 雑誌名

      地域社会学の視座と方法 1

      ページ: 5-26

  • [雑誌論文] 都市の無計画と過剰計画2006

    • 著者名/発表者名
      藤田 弘夫
    • 雑誌名

      関東都市学会年報

      ページ: 2-8

  • [雑誌論文] 福祉国家から福祉社会への転回2006

    • 著者名/発表者名
      中西 典子
    • 雑誌名

      大久保, 中西編 地域社会へのまなざし

      ページ: 35-45

  • [図書] 路上の国柄-ゆらぐ官尊民卑2006

    • 著者名/発表者名
      前田 弘夫
    • 総ページ数
      190
    • 出版者
      文藝春秋社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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