研究課題/領域番号 |
16403006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
高橋 修平 北見工業大学, 工学部, 教授 (50125390)
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研究分担者 |
榎本 浩之 北見工業大学, 工学部, 教授 (00213562)
亀田 貴雄 北見工業大学, 工学部, 助教授 (00233974)
福田 明 静岡大学, 工学部, 教授 (10022237)
白澤 邦男 北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (50196622)
白岩 孝行 北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (90235739)
杉浦 幸之助 海洋研究開発機構, 研究員 (80344307)
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キーワード | IPY(国際極年) / IGY(国際地球観測年) / 東シベリア / オイミヤコン / スンタル・ハイアタ / 世界の寒極 |
研究概要 |
IPY(国際極年)へ向けての東シベリア地域観測について国内で研究観測を行った後、2004年7〜8月にロシア連邦サハ共和国スンタル・ハイアタ地域において次の観測を行った。 1)オイミヤコン地域調査 ・ヤクーツクから定期航空便でインディギルガ河畔のウスチネラに飛び,気温計・降水計を設置した.インディギルガ川をボートで遡航し,途中のユルティ観測所で気温計・降水計を設置した。 ・オイミヤコン村において、冬期の寒冷気候測定のため気温・風速・風向・日射・積雪深測定用自動カメラを設置した.また30mタワー頂部に気温計も設置した. ・オイミヤコン村からトムトル(ヤクーツク〜マガダンを結ぶコリマ街道沿いにある)の30kmの間に気温計・降水計を5カ所設置した. 2)スンタル・ハイアタ氷河地域気象観測器設置 ・オイミヤコン村からヘリコプターにより、スンタル・ハイアタ山脈のNo.31氷河末端付近に着陸し,気温・風速・風向・日射・積雪深測定用自動カメラを設置した.また付近の斜面上4カ所に標高を違えて,気温計・降水計を設置した。スンタル・ハイアタ山脈の氷河地域は50年前のIGY(国際地球観測年)時に詳しく調べられた地域である. 3)気象データ収集 ・東シベリアオイミヤコン・ベルホヤンスクの過去70年気温データを収集した。両地点とも最低気温が-60℃を下回っており,「世界の寒極」と呼ばれる所以である.
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