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2004 年度 実績報告書

環日本海域大気エアロゾル成分と中国・ロシア・北朝鮮国境地域開発との関係

研究課題

研究課題/領域番号 16404003
研究種目

基盤研究(B)

研究機関富山工業高等専門学校

研究代表者

田畑 勝弘  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 助教授 (00271594)

研究分担者 丁子 哲治  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 教授 (80092790)
早川 和一  金沢大学, 薬学部, 教授 (40115267)
張 勁  富山大学, 理学部, 助教授 (20301822)
キーワード国際研究者交流 / 環日本海域 / 大気エアロゾル / 地域開発 / 環境変動
研究概要

国際連合主導で実施される,豆満江河口国境(ロシア,中国,北朝鮮)地域開発に伴い,環日本海域において大気環境がどのように変動するかを測定し,影響を見積もる事を目的として本研究を企画した。測定対象として,大気エアロゾル中の金属成分と多環芳香族炭化水素,そしてニトロ多環芳香族炭化水素を選び,これらの濃度の経時変化を測定する。測定箇所については,富山,金沢,ウラジオストク(ロシア)と,ロシア領域における三国国境地帯から数10kmのところにある観測所を選んだ。今年度からの測定を計画していたが,海外共同研究先であるロシア科学アカデミー極東支部が所有する装置(ハイボリュームエアサンプラー)に問題が発生したため,新たにハイボリュームエアーサンプラーを購入し,日本から持ち込んだ装置が問題なく作動することを確認した。ロシア国内法の改正により,採集した大気試料についてはロシアから国外へ持ち出すためには許可が必要となった。そして,許可を申請しても確実に試料を国外に持ち込めるという状況ではないことがロシア研究者から指摘された。従って,当初の予定を変更し,採集した試料については,全てロシア国内にある装置により分析することになった。これらの影響から,今年度は分析値の再現性の調査と調整の段階で終了した。そして,来年度も引き続いて測定値の整合性の確認に当たり,これが済み次第,継続的に大気試料を採集することに計画を修正した。尚,測定箇所については,中国領域における観測の可否についてロシアの研究者を通じて現在交渉中であり,ロシア領域だけでなく,中国領域においても大気試料の採集を予定している。大気試料採集は,1度の大気試料採集期間を1週間とし,月1度か2度,環日本海域において同時に行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Estimation of acid-neutralization of air pollutants by KOSA aerosol particles traveled long distance to Toyama, Japan2004

    • 著者名/発表者名
      Chohji T.
    • 雑誌名

      J.Ecotech.Res. 10(3)

      ページ: 131-133

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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