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2004 年度 実績報告書

東アフリカ地域に分布する代替セメント原料の調査とその持続可能な供給法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16404009
研究種目

基盤研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

杉浦 邦征  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70216307)

研究分担者 小野 紘一  京都大学, 工学研究科, 教授 (00283622)
木村 亮  京都大学, 工学研究科, 助教授 (30177927)
八木 知己  京都大学, 工学研究科, 助手 (30293905)
大島 義信  京都大学, 工学研究科, 助手 (10362451)
伊藤 義人  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30111826)
キーワード代替セメント材料 / 品質管理 / 低環境負荷 / エコセメント
研究概要

本調査研究では,この古代の固化体の製法に立ち返り,アフリカの地域特性に合致したローコスト建設材料の製法の確立を目指す.すなわち,東アフリカに豊富に存在する火山灰・火山岩の有効活用と建設材料としての安定供給法を確立しようとするもので,(1)アフリカ大地溝帯に存在する火山系岩石の分布調査と化学成分調査,(2)火山系岩石の化学成分に基づく代替セメント材料としての製造法と品質管理法,(3)原材料の焼き固めと粉砕製法の低環境負荷化および製造に必要なエネルギーの安定供給,および(4)安定した物流のための道路ネットワーク整備を柱として,各研究分担者の専門的知識に基づきフィールド調査を主とした研究を進める.
平成16年度においては,東アフリカ大地溝帯であるケニア・ケニア山からタンザニア・キリマンジェロ山に至る地溝での火山岩の分布を検層装置で調査し,現地でサンプルした原材料の化学成分調査を,ケニア・ジョモケニヤッタ農工大学にて行なった.本研究で対象とする代替セメントは,シリカ(SiO_2)とアルミナ(Al_2O_3)を主な組成とするポゾランが,水酸化カルシウム(Ca(OH)_2)と常温でゆっくり反応し,結合能力をもつ化合物を生成する現象を活用したもので,品質確保のための成分抽出・成分調整,製造過程のエネルギー消費などについて検討した.
また,平成17年度以降に実施する供給エネルギーの確保のための気象観測のサイト設定,最適プラント建設地域の選定,供給ルートなどの検討のための情報収集を行った.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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