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2005 年度 実績報告書

東アフリカ地域に分布する代替セメント原料の調査とその持続可能な供給法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16404009
研究機関京都大学

研究代表者

杉浦 邦征  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70216307)

研究分担者 木村 亮  京都大学, 工学研究科, 助教授 (30177927)
八木 知巳  京都大学, 工学研究科, 助手 (30293905)
大島 義信  京都大学, 工学研究科, 助手 (10362451)
伊藤 義人  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30111826)
浅野 英一  摂南大学, 国際言語文化学部, 助教授 (90351684)
キーワードポゾラン / SSB / 大地溝帯 / ケニア / 基準 / エコセメント
研究概要

今年度では,以下の三つの項目について調査を行った.
1.ケニアにおける住宅設計基準(Kenya Code)
各種文献調査を行った結果,95年以前のケニアでは,イギリスのBritish Codeの影響を強く受け,現状に合わない不適切な仕様が設定されていたことが明らかとなった.しかし95年に基準改正が行われた結果,採光や水周りなどに関する改善点が見られているが,現在でも建設材料に関する基準改正が進んでいない.特にStabilized Soil Block (SSB)安定化ブロックの普及が進んでいないという実態がある.ただし一部NPOにより,SSBを積極利用する実例が出てきており,SSBの新たな展開が行われていることが明らかとなった.
2.安定化ブロック(SSB)の力学特性
ローカルな土壌と少量のセメントを用いて作られる安定化ブロックは,インドなどの発展途上国で適用が進められている建設材料である.これらをケニアの住宅へ適用するために,土壌とセメントの比率,土壌の種類,強度,混和材,適用例などについて,ケニア現地での調査を行った.その結果,セメントを5%程度の割合で入れると十分な強度が得られること,現地語でマラムと呼ばれるまさ土がブロックに適すること,5MPa程度の強度を有し構造壁でない壁体にはブロックが十分に使用可能であること,インターロック形状のブロックを使用した適用例があることなどが明らかとなった.
3.大地溝帯における火山性土壌の分布調査
大地溝帯においてレーダー探査を行った結果,数メートル以上の火山性土壌の堆積が認められた.これらをSSBの混和材として展開すれば,さらに安価な材料提供へ繋がる可能性がある.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Fundamental Study on ecological Housing Material in Kenya2005

    • 著者名/発表者名
      K.Sakata, Y.Oshima, K.Sugiura
    • 雑誌名

      Proceedings of the 18th KKCNN symposium

      ページ: 793-798

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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