研究課題/領域番号 |
16404010
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
|
研究機関 | 神戸学院大学 (2006) 早稲田大学 (2005) 京都大学 (2004) |
研究代表者 |
佐藤 忠信 神戸学院大学, 学際教育機構, 教授 (00027294)
|
研究分担者 |
小長井 一男 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50126471)
堀 宗郎 東京大学, 地震研究所, 教授 (00219205)
澤田 純男 京都大学, 防災研究所, 教授 (70187293)
本田 利器 東京大学, 工学系研究科, 助教授 (60301248)
盛川 仁 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (60273463)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
キーワード | 耐震 / ナイルデルタ地帯 / 地震危険度評価 / 地震動の模擬 / 重力異常 / ボーリング資料 / 微小地震記録 / 常時微動 |
研究概要 |
本研究では、エジプト側研究協力者が主体となりナイルデルタを取り巻く地震活動資料の収集を行った。また、過去に発生しカイロ市に被害を及ぼした地震の断層破壊過程を明確にするとともに、将来発生する地震のシナリオを作成した。日本側研究分担者はエジプト側研究者の協力の下にカイロ市を取り巻く地域の詳細な地盤調査の資料収集を行った。収集した資料の内容は以下のようである。 1.ボーリング調査(PS検層、サンプリングを含む)と室内試験 2.微動調査および屈折法探査(板叩き)による地盤構造調査 3.重力異常による深層地盤調査 4.RI(ラジオ・アイソトープ)コーン貫入試験による浅層地盤物性調査 さらに、得られた資料からカイロを含むナイルデルタ地帯の地盤構造をモデル化するとともに、エジプト側の研究協力者と共同して、ナイルデルタ地帯の地震危険度マップを作成した。特に、今年度は最終年度であるので、平成18年9月にエジプト国立天文台・地球物理学研究所を研究分担者全員と研究協力者1名の合計6名で訪問し、研究の途中経過発表会をエジプトで開催するとともに微動観測点の選定を行なった。また、カイロ内の特定構造物の耐震性能を評価するために用いる動的解析用の入力地震動のシミュレーション方について議論した。特定地点を選定し微小地震の観測を継続するためのプロジェクトを立ち上げた。そのために必要な予算措置をエジプト国家地震局に申請すると共に、エジプト国立天文・地球物理学研究所の地震観測網を利用してナイルデルタにおける微小地震活動を評価した。
|