• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

アジア諸国におけるボトムアップ型地域開発計画システム構築支援に関する研究-インドネシア、タイにおける比較研究-

研究課題

研究課題/領域番号 16404017
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

城所 哲夫  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00282674)

研究分担者 大西 隆  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (80143824)
マーコトゥリオ ピーター  東京大学, 先端科学技術研究センター, 科学技術振興特任教員(常勤形態) (60312980)
瀬田 文彦  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (50302790)
キーワード参加型開発 / 東南アジア / 地方分権 / まちづくり / 地域開発計画
研究概要

本年度は、対象とするインドネシア、タイにおいて、地方分権政策、都市計画・地域計画制度全般についての資料を整理すると同時に、対象2か国において、その運用実態に関して、関係政府機関、関連NGO、研究者らにヒアリング調査、資料収集のための現地調査を実施した。地域開発計画制度の策定プロセスに関する比較制度研究を行った。その結果、対象とする2カ国は、いずれも地方分権政策を、近年、急速に推し進めつつあるが、NGO、民間セクターとの連携のもとでの計画策定は中央政府レベルでは進んでいるものの、地方自治体レベルにおいては、いくつかの先進事例はみられるものの今後の課題となっていることがわかった。
また、タイにおいては、先進的な事例としてタイ中部に位置するピサヌローク市を取り上げ、市長、地方議員、行政官、NGO、コミュニティ組織等に対する詳細なヒアリング調査ならびにコミュニティ住民に対する世帯アンケート調査を実施し、ピサヌローク市におけるコミュニティ形成と参加型計画策定プロセスについて検討した。インドネシアにおいては、自治体アンケート調査を実施し、アンケート内容は、「住民要求に対する応答性」「情報・意思決定プロセスの公開性」「アカウンタビリティ」の項目にかかわる評価および、実際の計画プロセスにおける住民参加度ならびに、予算・事業ならびに住民参加をすすめるための条例制定などの制度の進展度等に関する項目を中心としている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] タイの都市スラムにおけるコミュニティ形成のための居住環境改善活動への青少年と大人の参加及び帰属意識の比較研究2004

    • 著者名/発表者名
      秦 辰也, 城所哲夫, 大西隆
    • 雑誌名

      計画行政 27・3

      ページ: 51-61

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ベトナム・ホーチミン市における低所得地域の住環境改善事業にみられる住民参加の形態と住民間関係について2004

    • 著者名/発表者名
      城所哲夫, 片山恵美子
    • 雑誌名

      日本都市計画学会学術論文集 39・2

      ページ: 8-14

  • [雑誌論文] Microcredit : An Anti Poverty Tool for Bangladesh? A Comparative Evaluation of Three Microcredit Programs in Improving Quality of Life fo the Poor2004

    • 著者名/発表者名
      PARVIN, G.A., KIDOKORO, T., ONISHI, T., MARCOTULLIO, P.J.
    • 雑誌名

      Proceeding of the International Symposium on City Planning

      ページ: 91-102

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi