研究課題/領域番号 |
16406002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
門田 重利 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (90115163)
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研究分担者 |
済木 育夫 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (80133776)
手塚 康弘 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 助教授 (70236975)
津田 正明 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (80132736)
SURESH Awale 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 助手 (00377243)
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キーワード | 沈香 / 伝統医学 / 薬草栽培 / チャンパ民族 / Aquilaria属植物 / 抗マラリア / 抗炎症 / 抗癌 |
研究概要 |
ベトナムにおける調査 1)Phu Quac島で、伝統医薬の診療所、薬店を訪問し、伝統薬物について聞き取り調査をした。さらに、伝統医師が使用する薬物の調査を行い、約133種の生薬を入手した。また、沈香について、Aquilaria属植物の苗木の栽培や人工的な沈香生成方法等について調査した。 2)Ninh Thuan省のチャンパ少数民族居住地を訪ね、土着医から伝統医学、薬物の情報を入手し、繁用生薬38種を蒐集した。 ミャンマーにおける調査 1)ヤンゴン(Yangon)、タンドエ(Thandwe)、シットウェイ(Sitwe)、ヒンダータ(Hinthata)、パテイン(Pathein)の伝統医療を実施しているそれぞれの病院、診療所を訪問した。各病院,診療所に近隣の数十人の伝統医師を集め伝統医学、薬物について聞き取り調査,実際の患者の治療の様子・方法ならびに使用天然薬物を調査・蒐集した。 インドネシアにおける調査 1)スラウェシ島で天然法香を採集した。また、4種のAquilaria属植物を確認した。また、カリマンタン島では、沈香を生成する原木のAquilaria属植物の栽培方法、沈香の人工的な生成法や等級の選択方法、品質を調査すると共に各等級の沈香を購入した。 日本での研究 1)ベトナム、ミヤンマー、インドネシアで採集した薬用植物について、抗癌、抗マラリア、抗炎症、抗痛風作用などを指標に活性成分の検索を行っている。
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