研究課題
本年度の研究成果は以下の六つに分類される。1.グラフのフィードバック頂点集合、2.グラフのページナンバー、3.グラフのbipancyclicity、4.グラフの頂点可移性、5.cycle-rooted treeを用いた情報散布、6.分割と弧彩色各々について説明する。1.グラフのフィードバック頂点集合Trivalent Cayleyグラフの最小フィードバック頂点集合の構成法を与え、その大きさが一般的なグラフにおける下界の値に等しいことを示した。2進一般化de Bruijnグラフにおいては一般的な下界とは一致しない例が存在することを示し、その他の場合については下界と一致することを示した(位数が3で割れる場合については位数が150まで)。2進一般化Kautzグラフにおいては一般的な下界に等しい大きさの最小フィードバック頂点集合を構成して示した。2.グラフのページナンバーtrivalent Cayleyグラフの本型埋め込みを行う際の最小のページ数を決定し、埋め込み法を与えた。4.グラフの頂点可移性ハイパーキューブ族のいくつかのグラフについて頂点可移ではないことを示した。5.cycle-rooted treeを用いた情報散布de Bruijnグラフ及びKautzグラフにおけるマルチソースブロードキャスティングを行うに当たり、cycle-rooted treeという構造体を用いたアルゴリズムを設計し、解析した。発表を予定。3.6.については省略。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (4件)
Discrete Applied Mathematics 154
ページ: 1279-1292
IEICE Trans. Fundamentals E89-A, 5
ページ: 1269-1274
電子情報通信学会論文誌A J89-A、6
ページ: 514-522
IEICE Trans. Fundamentals E89-A, 9
ページ: 2381-2385