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2005 年度 実績報告書

フォームボースのWebサービス連携とWebアプリケーション開発技法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16500021
研究機関明治大学

研究代表者

中所 武司  明治大学, 理工学部, 教授 (70257129)

キーワードWebアプリケーション / Webサービス / Webサービス提携 / ラッピング / XML / XSLT / 電子フォーム
研究概要

近年,Webアプリケーションを短期間で構築する必要性が高まっている.このようなアプリケーションは頻繁に機能変更が生じるため,業務の専門家主導の開発・保守が不可欠である.本研究では,Webアプリケーションが提供するサービスのインタフェースのメタファーをフォームととらえ,Webサービスの連携・統合プロセスによる業務の専門家主導の開発技法を実現した.
そのための技術課題として,HTML形式のインタフェースを持つ既存のWebアプリケーションとの連携,およびXML形式のインタフェースを持つWebサービス間のマージ処理があった.第1の課題は,Webサービスが十分に普及するまでの過渡期において,既存のWebアプリケーションの内部処理を変更しないで,その出力だけをXML化して,Webサービスとして連携させるというラッピング方式の実現である.第2の課題は,複数のWebサービスから必要な情報のみを抽出して,統合Webサービス向けに再構成する方式の実現である.
そこで,例題として,前年度は,学内の学生向けに個人別時間割表と試験時間割表から個人別試験時間割表を作成するシステムを試作した.今年度は,より複雑なビジネスロジックを有する例題として,学生向け卒業条件判定システムを取り上げた.第1の課題に関しては,すでに学内システムからHTML形式で提供されている個人別成績表をXMLへ変換する処理をXSLTで記述する方式を開発した.第2の課題に関しては,現在,印刷物で提供されている卒業条件表からXML形式で表現したものを作成し,先にHTMLからXMLに変換した履修情報(XML)と照らし合わせて,卒業するために修得すべき単位の情報を提供する方式を開発した.複数のXML文書のマージ処理をXSLTで記述するという基本的な方式は前年度と同様であるが,卒業条件判定という複雑なロジックに対応するために,本方式を多段階で適用する拡張方式を開発した.さらに,ビジュアルツールを用いてXSLTを自動生成する方法により,エンドユーザ主導の開発方式を確立した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Webサーヒス統合による自動記入エージェントの実現方式2006

    • 著者名/発表者名
      藤原克哉
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 47・2

      ページ: 582-595

  • [雑誌論文] A Form-based Approach for Application Development By Web Service Integration2006

    • 著者名/発表者名
      中所武司
    • 雑誌名

      Proc Applied Computing 2006

      ページ: 600-605

  • [雑誌論文] 予約業務を例題としたWebアプリケーション用フレームワークの再利用性の評価2005

    • 著者名/発表者名
      中所武司
    • 雑誌名

      電子情報通信学会 論文誌 D-I J88-D-I・5

      ページ: 1-10

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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