研究概要 |
近年,研究代表者の研究グループは多元情報信号のブラインド分離と復元の技術に関する調査と研究を行ってきたが,最近の移動通信技術の進展によって,実時間処理できるブラインド信号分離技術が要求されてきた.これらの要求を考慮して,研究代表者の研究グループは新しいブラインド信号分離技術を開発したので,その成果を2004年にカナダ国ブリティシュコロンビア州バンクーバで開催された「回路とシステム」に関する国際会議(ISCAS2004)で公表した.さらに,その成果を発展させ,新しい成果を得たので,その成果を2004年に広島で開催された「回路とシステム」に関する国際シンポジウム(MWSCAS2004)で公表した.それらの成果を海外共同研究者Liu教授(米国ノートルダム大学電気工学科教授)にも電子メールで報告し,好意的な論評を得た. 最近,ノイズ環境でも良好に動作するブラインド信号分離技術が要求されるようになった.この事を考慮して,研究代表者の研究グループは新しいブラインド信号分離技術として,ロバスト超指数法を開発した,この成果を2004年オーストリ国ウイーンで開催された「信号処理」に関するヨーロッパ会議(EUSIPCO-05)で公表した.さらに,その成果を深化させ,新しい成果を得たので,それらの成果を2004年スペイン国グラナダで開催された「ICAとBSS」に関する国際会議(ICA2004)で公表した.また,10月統計数理研究所で開催された「21世紀の診断工学とその周辺」研究会で,「ブラインド信号分離:ガウス雑音にロバストな超指数法」と言う演題で講演を行い,そこでもそれらの成果を紹介した.さらに,それらを深化させた成果も得ているので,それらの成果を2005年5月に神戸で開催される「回路とシステム」に関する国際会議(ISCAS2005)で公表する予定である.
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